2021年2月13日土曜日

自分に合っていないシャフトの弊害とは

 

Question


シャフトが、自分にあってないと、どんな弊害がありますか?

シャフトが自分のヘッドスピードより重い、固い場合などです。


Answer


まず、ヘッド速度によってシャフトの硬さを変える必要はあり

ません。

野球のバットはほとんどしならない重い物を小学生もプロも使

っています。

軟らかい方が飛ぶからと言ってゴルフのようにグニャグニャな

バットを使っていますか?


このようにゴルフ界は分けの分らない事を平気でやっていても、

それがどういう事なのかすら分からないほど混乱しています。


その昔は木のシャフトで、次に鉄のシャフトに変わり、それか

らカーボンが出て来て種類が増え始めました。


鉄だけの時代は初心者でもDGのSを使っており、ヘッド速度が

遅い人は柔らかい物を使えと言う概念がありませんでした。


そして、メーカーはカーボン時代に入ってから色々なフレック

スのシャフトを作っては何度も買い替えさせると言う方法を見

つけたのです。


初心者はR、そして中級者はS、上級になったらXと言うように

同じ人に何度もシャフトが売れるように、色々なフレックスの

製品を作り、ショップは測定器を導入してヘッド速度を計って

違うクラブを奨める事ができるようになったのです。


しかも、今度は同じ表示のSでも柔らかくすると、Rを使って

いる人に、そろそろSが使えるようになりましたね、と言って

おだてて同じ硬さのシャフトまで売れるようになったのです。


アイアンなどは柔らかいほど方向性が悪くなって、150Yほ

ど先ではピンにデッドに落ちる球がカラーに落ちるほど誤差が

出る事があります。

また、ドライバーは柔らかいとどスライスやどフックが出て、

OBになりますし、トウダウンしてヘッドが 4~5cmも低い

位置を通る事があります。


従って、軟らかいシャフトで慣れた人が硬いシャフトのDRを

使うとまずトップします。

ヘッドの軌道が変わるからです。


しかし、方向は良くなりますので、そのまま前傾を深くすれば

ジャストミートしますので、セットアップを変えればすぐに当

たるようになります。


また、軟らかいシャフトに慣れている方が硬いアイアンを使う

とダフる事があります。

これはしなりがないためにヘッドの落下が早まって手とヘッド

との時間差が少なくなるからです。


これは本来は手首や体で時間差を作ってミートさせるものなの

ですが、それをシャフトで代用していた事での弊害です。


いずれにせよ、硬いほど方向が良くなりますので、それが使え

るように最初から硬いシャフトを使った方が買い替える度に調

整をし直す必要がないと言う事になります。


ショップでは本当に偉そうにこのような下らない概念を押し付

けてきますが、全ては販売を促進するためのテクニックですの

で、一般常識だの標準だのと言う言葉に騙されないようにして

いただきたいと思います。




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