2021年3月11日木曜日

インパクトで起き上がる

 

Question


ベスト83のものです。

切り返しでは前傾がキープできていますが、インパクト直前

に起き上がってしまいます(動画撮影して確認してます)。


何か対処法があるでしょうか?


Answer


これは球を持ち上げる事で飛ばそうと力を入れる事での起き上がり

が原因かも知れません。

飛ばさずに打とうとしたり素振りをするとこれがないのはその意識

が強いので体が自然に伸びあがってしまうのだと思います。


したがって、飛ばそうとせずに力みを無くせば治る事があるのです

が、どうしても飛ばさずにはいられない人が多く、その場合は持ち

上げる力を回転と押し込みに変える事です。


これで取り合えず力を使っているので飛ばしている気持ちになれる

し、飛距離も逆に伸びるかも知れません。


まず、伸び上がらずには打てない人は経験上ダフリが多く起き上が

りや伸び上がりによって左肩からヘッドまでの距離の調整を行って

います。


したがって、伸び上がりがなくなるとダフリます。

問題はこのダフリをどこで調整するかです。


インパクトでアームシャフト角を伸ばして180度で打つ人は余計

にダフリ易くなりますので、調整ヶ所の全てを確認する必要があり

ます。


まず、リリースポイントを極端に遅くして、体を通り過ぎて左足を

通り過ぎてからクラブを返すくらいリリース開始ポイントを左にし

ます。


これはグリップエンドの突き刺し方向を左足から1mほど左にする

事でハンドファーストになってむしろトップするくらいになります。


次に左肩の上下位置です。

インパクトの形を作って左肩を最大に持ち上げ、胸は下げます。

最初にこの形状を体に記憶させないと出来ませんので、かなりの反

復練習とドリルが必要です。


そして、質問者さんに一番大切なのは左の臀部の動きです。

恐らく腰が前打席方向に出ていると思いますので、左の腰を思い切

り引いて左臀部を後方打席方向に突き出します。


これで胸をインパクトからフォローに掛けて力で下げてみてちょう

どミートする位置を探します。


これはかなりの素振りで球の左にヘッドが落ちるまで、そしてそれ

が違和感なく定着するまで反復します。


毎日この姿勢でエアーやイメトレをして数週間は本来は球を打たず

に持ち上げ打ちや起き上がりを入れないスイングを以前のスイング

を忘れるほどやります。


そしてフィニッシュになっても前傾を上げない練習です。

打つ直前に胸を下げ、フィニッシュまで一切上げない事で体が徐々

に覚えて行きます。


また、これでもダフる場合は腰の開きで調整できます。

速度を上げる事で横の力が強くなり、それでもダフる場合には、後

ろ倒しを入れるなどの方法もありますが、長年の癖で伸び上がり打

法になっている人は、それを含んで10年掛けてミスがなくなるよ

うに再現性を高めるか、3年掛けて起き上がりを治してミスを無く

すかの選択になるかと思います。





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