2021年3月23日火曜日

グリップの握り方で球筋が変わりますが

 

Question


当方かなりのストロンググリップです。

左によく引っ掛けていたので、左手親指をやや真ん中になるまで戻

して打つと、球筋がまっすぐかスライスに変わりました。

そんなにグリップって影響あるのですか?


Answer


もちろんです。

グリップ一つで打ち方まで変わってしまいます。


だから基礎としてグリップは煩く言われるのです。

ところが、初心者はその理由が中級クラスになるまで分からず、い

い加減に自分の好きな握り方やスライスをするからと言ってはスト

ロングにして帳尻合わせをし、それに慣れてしまってあとから替え

られなくなる人が出てきます。


クラブは自然にフェイスローテーションするように作られています。

これはヘッドの片側にシャフトがついている事で振るだけでフェイ

スが閉まるように出来ています。


これはトウ側の重さによって自分で回転しようとするように最初か

ら作られているからです。

したがって、ストロングに握ればフックし、ウイークに握ればスラ

イスになるのは当然です。


そして、インパクトでフェイスをスクエアにするにはグリップだけ

ではなく、体の弓の度合い、体の軸の位置、球の位置、タイミング、

そして手の位置が関与しています。


したがって、グリップがスクエアでないとこれら全てに影響し、そ

れが原因でフォームが変わり、タイミングが変わり、放置しておく

とそれが癖になって抜けなくなる事があります。


ただ、ゴルフは再現性ですのでどんな打ち方をしても定着して変え

ずに維持できればスコアは良くなります。

しかし、クラブの設計上、握り方によって自然にフェイスが閉まる

のを邪魔したり、追い撃ちしてタイミングをずらしたりすると、そ

の分だけ再現性が高まるまでに時間が掛かってしまいます。


教科書はあくまでもグリップはスクエアにして、体の形やタイミン

グなどを無理に変えずに効率良く打つ事です。


我流で試行錯誤して好きな方法で打っていると、その段階になった

時に間違っていた事に気付く事があります。

グリップに限らず、基礎とされている部分は同じで、それが一か所

二か所ではありません。


途中で改造するのは3年も5年も掛けて高めて来た再現性を失う事

になり、また最初からやり直しになります。

自分で教科書を作ろうとしている方が多いのですが、数百年の英知

は素直に認めて基本通りに練習しましょう。

https://www.youtube.com/watch?v=59xB8LSQ_qk




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