2021年3月9日火曜日

ドライバーのシャフトで迷走中

 

Question


私は年齢 40歳、175cm、43/HS、歴 2年くらいです。

戴いたアイアンがカーボンで、ずっとしっくりきてませんでしたが、

少し前にAkira ADR ns950にしたところもの凄く球が捕まり一気に

スコアが縮まりました。


ドライバーは M4純正の TM5を使ってますが、軌道が不安定だったり、、。

アイアンに合わせると、ドライバーはもう少し重い方が良いとかある

んでしょうか


Answer


道具は昔から変わっています。

進化した部分と変化した部分の両方がまずある事を認識し、そして原

理的にどうなのかを考えて下さい。


まず、長いほど当たらない、これは番手が長い場合もそうですし同じ

番手でもシャフトが長いとミート率が落ちます。


また、道具はシャフトが 9 割でヘッドが1割です。

しなりは飛距離は出ますが正確性に欠けるため、プロは方向性を優先

して硬い物を使います。


シャフトの重さは素材が同じカーボンであれば材料を沢山使った重い

物ほどトルクが低く捻じれ難くなります。

ただ、カーボンと金属を組み合わせて、軽い割には捻じれ難い物もあ

ります。


シャフトは金属とカーボンでは、今はカーボンの方が硬い物もありま

すので、違うのはトルクです。

やはり金属の方がトルクが低いために、プロはアイアンにはスティー

ルシャフトを使っています。


しかし、スティールシャフトのウッド用はカーボンよりも柔らか過ぎ

るために、プロでもカーボンを現在は使っています。


販売側は当初はアイアンでも値段の高いカーボンを薦めており、一時

期プロも使わされていた人もいるのですが、やはり直接スコアが落ち

る事で皆スティールに戻しています。


そしてクラブは全ての番手を一直線の流れにする事が定石です。

長さや振動数などを一直線にする事や、ウエイトバランスは同じにす

る事など、スイングが変わってしまわないように守らなければならな

い事がいくつかあります。


メーカーはそれを無視して、進化だと言っては自分達に都合の良いデ

ータばかり見せては販売を促進してきました。


ボールは確かにこの 50年で 200Yが 300Y飛ぶようになったのですが

クラブはさほどの進化はありません。


重さや長さ、大きさを色々と変わってはいるのですが、それが果たし

て改善や性能の向上なのかは疑問です。


現在はアイアンは DGの X100、シャフトは XXXと言うのがプロの世

界では一般的で、金属を入れた物で 70g TX を使用している選手が、

最近は目立っています。


ただ、これらは値段が高いので、スティールシャフトは良いのですが、

カーボンシャフトは通販で 85g の X(アメリカ仕様)が 6000円程度

で入手できますので、予算に応じてと言う事になるでしょう。


初心者は柔らかいシャフトと言う話は販売側が何度も同じ人に売る事

ができるようにした都合の良い理論ですので、最初から硬いものを使

う事で買いかえる度にスイングを変える必要がありません。


硬いシャフトは球が上がり難いので、球を左に置いて打ち上げ軌道で

打つと高く上がってスピン量が減り、飛距離を稼ぐ事ができるのもメ

リットです。


ゴルフ界は道具に限らず通説が間違っている事が多いので、原理をし

っかりと頭に入れてから考えるようにしてください。




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