2013年9月18日水曜日
ゴルフも型で習得
空手は「型」(カタ)から入ります。
柔道は受身から、そして剣道は素振りからです。
ではなぜゴルフは素振りやフォームから入らないのでしょうか?
最初から試合をさせて、試合中に動作を教え、
ダメ出しをして 勝手に後から動きを覚えさせるやり方です。
スイング・スタイルのフォーム作りとは空手でいう型であり
剣道でいう素振りなのです。
ゴルフの基本動作訓練(型)を習得し、その定着練習をして始めて球が打てるのであって
クラブの握り方も分からないうちにゴルフ場に連れて行かれて
5番アイアン一本で18ホール走らせるような教え方を
果たして空手や剣道ではするのでしょうか。
武道は長い歴史の中からその習得法が確立されています。
ところが ゴルフはまだ200年ほどの歴史の浅いスポーツで しかも、
動画などで学べるようになったのはこの20年ほどです。
歴史のない、層の薄い、人材の少ないゴルフでは 武道のように
遠回りせずに鍛錬できる訓練方法を教えていません。
武道では当然行われている訓練が、ゴルフではほとんど行われていない上
流派によって分かれている道場が、ゴルフでは分かれておらず
スクールに行ってもインストラクターが代わると流派が違ってしまいます。
ゴルフはあと100年くらいしたら恐らく道場ができて どこでも
型から教えるシステムになっているかも知れません。
スイングを分解した分解ドリル、癖を修正する矯正ドリル、
精度を上げる基礎練習など 球を打つまでに行わなければならない型があります。
また、型ができるようになってからは精度を上げながら定着する訓練が必要で
最初の1年はいつ崩れてもおかしくない状態です。
この型の崩れや忘れた時に正しい動きに修正してくれる人なしに
自分が理想とする動きが果たしてちゃんとできているのかは分かり難いことです。
崩れたまま定着練習をしていればそれが悪い癖となって
その癖を治す作業でいくらでも遠回りすることがあります。
ゴルフは決して簡単なスポーツではありません。
リゾート・ゴルフであれば何でもOKですが、スポーツとして
またアスリート・ゴルフをするには武道に取り組むような覚悟が必要です。
しかも、相当上の段を取るだけの努力が必要です。
You Tubeで空手を真似て、果たしてどこまで強くなれるでしょう。
アフリカで剣道の道場に通って、果たしてどこまで強くなれるでしょうか。
何をどう習得するか・・それが大きな鍵です。
全ての技を習得し、定着させて安定させればスコアは後からついてきます。
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