2013年9月11日水曜日

シャフトの長さとヘッドの大きさ


この20年でDRのシャフトは2インチほど長くなっています。
クラシック時代には41~42インチが標準だったのが
中期には43.5インチとなり、現在は45インチが標準とされています。

1番アイアンと7番ウッドが同じだったので、アイアンの延長で
ハーフインチずつ番手ごとに長くしていくとDRは42インチにしかなりません。

長いクラブは跳ぶという宣伝によってどんどん長くなり
その反面、長いクラブほど当たらないということになかなか気づいていません。

ドラコンの選手がデモを行っている画像がありますが
45インチクラブと29インチクラブでは果たしてどれだけ飛距離が違うと思いますか?

http://www.youtube.com/watch?v=XwP8CXBDL7Y


ご覧のようにパターよりも短いクラブでも十分に跳ぶということが
お分かりだと思います。


☆ (この記述をメーカーやショップの方々がご覧になりましたら
   とても腹立たしいことだと思いますので、謝罪付で
   あえて個人的な意見として素人の持論を書かせていただきます)
  

メーカーは毎年、非消耗品を同じ人達に何度も販売するために、
何かを変えて新しいモデルを開発をしています。
その変化の部分がヘッドの大きさやシャフトの長さです。

その昔200cc程度だったヘッドは今や460ccになり
なぜか今度はまた小さめのヘッドが開発される傾向にあり
短めのシャフトになって登場するようになっています。

経済効果は確かに良くはなるのですが、ゴルフの本来の物理的な目的としての
スペックを一番に考慮することがゴルファーにとっては最優先だと思っています。


諸説はありますが、ヘッドは一番効率の良い大きさは320~380cc程度で
シャフトは42~43インチが前傾姿勢を作る意味において理想的だと思います。

飛距離はヘッドスピード(HS)とパワーです。
パワーとはどれだけ球をつぶせるかです。

☆ (つぶす・・という表現は二面性があります。同じ硬さの球を打ち方やクラブによって
   どこまでつぶせるか、そしてもう一つは球の開発側から見た球の弾力性
   によってどれだけつぶれるかです。この場合は同じ球をクラブによって
   どこまでつぶれるかを比較したものです)

球は衝撃によってつぶれ、その反発で最高HSの1.5倍の速度で
跳んでいきます。

かなづちのような重く硬い物で球を打ったら球はつぶれます。
しかし、大きなお鍋で打ったらどうでしょう。
大きな音はしますが、球はさほどつぶれません。

バキューンといって大きな音がでるDRがありますが
移動エネルギーが音エネルギーに変わっているので
その分のエネルギーが無駄になっています。

460ccでも作りによっては音も小さく、無駄の少ないクラブもあります。
スイートスポットが大きい分、多少芯を外しても曲がりが少ないのがメリットですが
その作りで小さければ、もっとスイートスポットが小さく
その分飛距離がでることになります。

ただ、芯をどこまで外さないかが問題ですので
初心者にとっては小さいヘッドは精度を上げるため、
また、将来使う目標のクラブとしての必要性は十分にあり、
大きなヘッドはとりあえずスコアメイクするラウンドで使用するという
必要性はあると思います。


中古のDRを探すには今の時期はとても良い時期で
シャフトは長く、ヘッドも300cc台があって楽に探せます。

長いシャフトは先摘めをして短くすれば新品同様に使え
5~10年落ちのヘッドはさほど大きくないのが沢山あるので
理想的なクラブを作ることができます。

新品でも380cc程度のヘッドや注文によって短いシャフトを作ることが可能で
X シャフトの先摘め43インチのクラブと指定すれば入手できます。
できない機種は工房で改造してもらえます。

シャフトは短いほどブレ幅が少なく、方向性が格段良くなります。
飛距離は動画のようにほとんど関係ないと言っても過言ではありません。
400Y跳べばトッププロでも29インチのクラブを使用することができますので
流行や評判ではなく、物理的な事実に基づいたスペックを
理想としていただきたいと思います。



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