2013年10月14日月曜日

プロ・ゴルファーはゴルフの職人(時短練習法)


アマチュア・ゴルファーはプロを真似て上を目指すことで上達します。
自分はプロになる気はないからプロと同じ技術は身に着ける必要がない・・
という人はいないと思います。

したがって、遊び以外のゴルファーはゴルフの職人ということになります。
職人とは一人前になるのに10年の修行が必要ということです。

そして、10年でやっと一人前、その後もさらに技術を磨いて精度を上げ
引き出しを増やしていき、熟練というプロセスを進みます。


一人前になるには10年の覚悟が必要です。
プロにせよアマチュアにせよ、技術を磨くには10年は最低掛かります。
そして、最初の3年は見習いとして思ったようにできない時期です。

それは定着期間があるからです。
基本的に潜在脳の働きは毎日正しい動きを60回の21日継続すると
潜在脳まで記憶させることができ、一応定着すると言われています。

ところが、正しい動きとは体の全ての部位において正しい動きということですので
100ポイントある動きを一つづつ習得し、最後の動きが定着するのに
3週間ごとに2つづつの課題を定着させていくのに3x(100÷2)=150週間で
3年ということになります。

これは最低の速度で、毎日60回の3週間(21日)3年間継続した人だけに
この可能性があるということです。


そこに間違った動きが入れば、21日では潜在脳までインプットできず
余計に時間が掛かります。
また、間違った動きが3週間続くとそれが悪い癖となって定着し
今度はその癖を抜くのにさらに時間が掛かります。
ほとんどのゴルファーはこれによって遠回りしています。

まして、打法を変えたり改造すると、その度に課題が増え
迷っている間にもどんどん悪い癖が定着し
消さなければならない動きにも時間がさらに掛かってしまいます。
ゴルフはいくらでも遠回りするスポーツです。

ゴルフは職人といわれるのはこのことです。
毎日の訓練によって、正しい動きが毎回できるように
そして定着させて安定させるまでやらないと球は思った所に行きません。

ゴルフは上に行けば行くほどミスが許されなくなります。
ショットやパットが一回もミスなくできるかどうかでスコアが決まります。
それまではリカバリーによってなんとか許されることもありますが
理想は一回もミスを出さないことです。

そして、全てのホールでバーディーかイーグルを取ることが
完全試合となりますので、その意味においてはパーではミスだったということになります。
(コースがメジャー大会用の難しい設定の場合は別ですが)

いまだにこの完全試合をしたことがある人はいないと思いますが
あくまでも上には上があるということを頭に入れて取り組むことで
より早く目標を達成することができると思います。


グラブを初めて握ったばかりの人が最初からドライバーを振り回していることがありますが、
せかっくの上達のチャンスを自ら壊しているような練習方法ということになります。

もちろん、芯に当たって快感を味わうことも必要ですのでしばらくは良いのですが
ゴルフは芯に当たるだけでは十分ではありません。

もちろん最初は芯に当てる技術を磨くことですが、次は思った方向に跳ばす、
そして、思った距離を打つことから最終的には思ったところに止めるまで
技術を磨く必要があります。

グレッグ・ノーマンは中期のころのトップゴルファーですが、高校の3年間で
プロの資格を取ってしまいました。
何をどう取得するかで上達の早さが決まってしまいます。

我流で好き勝手に振り回していると、どこかで必ず壁にぶつかることになりますので
その壁を乗り越えるためにせっかく時間とお金を使って覚えたスイングを
また一からやり直すことになります。
しかも、何度もです。

ショットで壁にぶつかるのは基本ができていない場合や打法に限界がある場合です。
それに気がついて打法を変えたり修正すると、その度にまた定着期間が必要になり
それを繰り返すことでいつまで経っても上手くなれません。

ゴルフ上達の一番の近道は、最初から限界のない打法の基本動作を2つづつ定着させ
余計なことをせず、無駄球を打たず、間違った動きをせずに
理想の打法の動きだけを徹底して安定させることです。

また、フルショットを完成させるだけでも本当に大切なことなのですが、
ゴルフはそれだけではありません。
寄せやパティングなどの技術もできる限り高める必要がありますので
全ての技術を充分身につけるには遠回りしている暇はありません。


ゴルフの職人と言われる藤田選手
http://www.youtube.com/watch?v=mC6zJdUSttk





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