2013年10月31日木曜日

なぜ飛距離がでないのか!


どうして飛距離がでないのか! と良く聞かれるのですが
その原因はいろいろとあります。

ここではどうやって跳ばすのかだけではなく、なぜ跳ばないのか
なども考えてみたいと思います。


 1 真芯にあたっているかどうか!?

万振りをして芯を外している人がいます。
初級者は軌道が一定でないために当たりが悪いのは分かるのですが
思い切り10割の力で振るためにフォームが乱れ
軌道がブレて芯を外していることが多々あります。

しっかりと8割の力と速度で毎回同じ軌道で軸のブレをなくしたスイング
の練習をする必要があります。
そして、振りに行かないで本番でも素振り通りにスイングすることです。

初心者はできるだけ軌道を一定にし、軸を固定して打つことです。
同じことを反復すれば、軌道も定着してきますが、体の緩みをなくする
早く安定する可能性があります。

http://www.youtube.com/watch?v=EXhhznI5_Rc


 2 軸をどこにするか

スイングは回転ですので、どこを軸にするかで飛距離が変わります。
軸は体の外にあるとブレが大きくなって合わせるのが大変困難ですので
体の中に軸を置くとすると背骨を軸にする打法が一番跳びます。

これはスイング・アークの大きさです。
軸を体の中心にすると、それだけで10cmほど半径が小さくなり
その分クラブにすると4インチほど短いことになります。

この軸によるアークの大きさは、体の外で伸ばしたシャフトの長さとは違い
非常に安定したブレ難い長さです。
体中心軸は頭が動かないので難易度が低く、超初心者には取り組み易く
安定させ易いので良いのですが、飛距離優先にされるゴルファーは
背骨軸にされることが望ましいと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=WYZ3g3-dVlg


 3 ワインディングで張りをマックスにしているか!

ワインディングとはゼンマイを巻く行為のことで、捻り上げることをいいます。
これはテイクバックで体を捻り上げて、その反動の力を使って打つ技で
スタック アンド ティルト(S&T)などは体重移動をあまりしないので
素早くワインディングの反発力を使うことが簡単にできます。

最近ではヘンリック・ステンソンのようにワインディングでマックスの張りを作り
その反動と体重移動の両方を組み合わせた、非常に珍しい革新的な打法で
スイングしている選手も出現しています。

http://www.youtube.com/watch?v=WRgKHFiwH00


 4 下半身の力で打っているか!?

手打ちをしていませんか?
体を使って打て!と言われている人は腰の開き方が問題です。
上半身の回転によって腰がついて来るのではなく
足から始まって腰を開いてからリリースする技です。

下半身を使うということは腰の開きによって張りが増し、
上半身の回転を速めたりパワーを出すボディーターンのことです。

腰は開くタイミングが3種類あります。
左に体重移動してから開くクラシカルな方法、開いている間に打つ中期の打法
そして、右足体重のまま開いてから打つモダン打法の3種類です。

また、腰を開く方法としてモダン打法には右足のツッパリと蹴りの二種類があり
言うまでもなく蹴りによるヒップターンが一番飛距離がでます。
初期のタイガーウッズやマキロイのヒップターンがこれです。

http://www.youtube.com/watch?v=wetLErNQBlg


 5 レイトヒティングで打っているか?!

レイトヒティングとはリリースするタイミングを遅く(レイト)するという意味です。
これはリリースポイント(開始点)をできるだけ左にして遅くし、
一瞬にしてクラブを返すことでヘッド・スピード(HS)を上げることができます。

トップの位置で左手首をコックし、そのままの角度で降ろして来るのですが
その角度をすぐに解かず、できるだけ左に来るまで待ってリリースします。

この方法で打てばダフることがほとんどなくなります。
ドスン!と落としても球を打ってから地面を叩きますのでダフりにはなりません。
また、左手首の甲を伸ばしてこれを行うと低い鋭い球が打てます。

スピンも掛かり、左ほどHSも上がっていますので、ウッドでもターフを取るくらい
最下点が左に移動し、FWバンカーでも球を左に置いたままダフることなく打てます。

http://www.youtube.com/watch?v=KK5P3F6Zwpc


 6 ヘッドを走らせるかどうか!


ヘッドを走らせるフォローと、止めるフォローの2種類のフォームがあります。
これはアンヒンジをするかしないかでの違いなのですが
アンヒンジするフォローではマキロイやルークドナルドなどがおり、そして
しない打法はタイガー・ウッズやアダム・スコットなどがいます。

アンヒンジしてヘッドを走らせると飛距離が伸びます。
ただ、その代わりに方向の安定性が低くなります。

アンヒンジして飛距離を出すには、2種類の方法があります。
まずはグリップをフィンガーグリップにする方法です。
ロブショットのように両手を絞ってグリップし、手首が軽く回転するように握ります。

二つ目は普通のグリップでインパクト直後に左手首を甲側に曲げて
左手首を目標方向に向けたフォローをしてアンヒンジする方法です。
また、この両方の中間派もいます。

http://www.youtube.com/watch?v=SDCcw-x8xIw

http://www.youtube.com/watch?v=F2LmYHWDRwo

http://www.youtube.com/watch?v=FupM0keGTfs


7  右手の押し込みで球をつぶす


右腕はインパクトの直前には右ひじがお臍のあった位置に来るほど内側に入り
リリース時に一瞬にして肘を伸ばしてインパクトになります。

この動作は野球のバットで球を打つ時のように右腕を押し込んで
球を潰す技です。

球はインパクトで潰すと、HSの1,5倍の速度で出ます。
ところがヘッドが例えばプラスティックの玩具で軽い素材だったとすると
球は潰れずに衝撃に負けて飛距離は出ません。

同じ素材で同じ重さのヘッドでも、しっかりと押し込んで衝撃に負けないだけの
力が加わっていると初速が違います。

しっかりと握って右手で押し込んで球を潰すこと。これがパワーです。

http://www.youtube.com/watch?v=ReOwRyg0Nmw



8  落下力を使う方法も!


トップの位置を高く上げて、ドラコン選手の安楽選手のように
高い位置から腕やクラブを落下させて飛距離を出す方法もあります。

体の捻転力がなくなり、腰痛や体力で問題がある方は
落下力も使うと飛距離が伸びる可能性があります。

ただ、トップの位置を中期のころの耳と肩の間に上げて
左カカトを上げて腰ではなく、膝から回転をさせてできるだけ高い位置にもっていきますので
あまりにも違う打法の方が改造される場合は時間が掛かるかも知れません。

トップの位置を改造するのではなく、そのままの位置でも
落下力は多少は使えますので試してみてください。

http://www.youtube.com/watch?v=RMcrCEGBbXU


9  筋肉の強化トレーニング

女子に飛距離がないのは筋力の違いです。
ドラコンの世界ギネス保持者はボブサップのような太マッチョです。
打法や技がすべて同じだとすると、やはり筋力のある人には勝てません。

ただ、無理なトレーニングによって怪我をする危険性がありますので
中年以降の方は特に注意して行ってください。

Mike Dobbyn 551Yの記録保持者

http://www.youtube.com/watch?v=1_4W8Z1m-lU




間違った飛距離の出し方


1 シャフトを長くする

シャフトは長いほどミート率が落ちます。
芯を外せば飛距離が落ちます。
ひどいときにはヒールに引っ掛けて池やOBです。

確かに長いほどHSは上がりますが、それはロボットで計測したデータです。
人間は長いほど振り遅れブレますので逆効果の場合が多くなります。

練習量の少ないアマチュアはプロよりも短いクラブ
を使うことをお奨めします。


2 万振りをする

ドラコンの場合はこれで良いのですが、普通のゴルフでは
スイング速度を上げると安定度が下がります。

たまに当たって飛距離は伸びますが、OBが連発して
初心者は気がつかない事が多いのですが、中級以上になると
スコアメイクができなくなることに気がつきます。

安定したショットは8割の力で打つ事とされています。


3 重いクラブを使う

クラブの総重量を上げたり、ウエイトバランスをD7とかにして
重くして打つ人がいますが、怪我のもとです。

ゆっくりと振るには良いかも知れませんが、力んでしまう人は
避けた方が良いと思います。


4 クラブをぎりぎりに握る

そうでなくても長いシャフトをグリップエンドぎりぎりで握って
長く、重く打つ人がいますが、これは前傾角度の原理や
方向調整のコンセプトを狂わせることになります。

棒状の物にはキックポイントという、最も跳ねる場所があります。
ドラムのスティックを持って、テーブルを叩いてみると
握る位置によって跳ね返り方が違います。

スティックの一番端を持って叩くと、ほとんど跳ね返ってきません。
しかし、ちょっと内側を握ると跳びはねます。
この位置がキックポイントです。

この位置で握るとその棒状の物の性能が最も発揮されることになり
クラブの場合にはグリップエンドから14~15cmあたりだと言われています。
そのポイントを両手の真ん中で握ると、グリップエンドが1インチほど余ります。

また、ぎりぎりに握るとウエイトバランスが6ポイントも重くなるとの事ですので
怪我の原因にもなります。



飛距離が出ないスイング



もうお分かりだと思いますが、ただ闇雲に打っていただけでは
飛距離が望めないということです。

インパクト時にグリップをしっかりと握っていなかったりすれば、当然
球の重さに負けてしまってはじき返されてしまいますし
左手だけで打っても同じように球に負けてしまいます。

スイングは体全体を使って打つものなのですが、ボディーターンは
難易度の高い技ですので、ほとんどのアマチュアはできていません。

上半身の捻転力によって肩が回るのですが、それプラス下半身の力が加算されれば
当然もっと飛距離を出すことができるということです。

また、レイトヒティングもほとんどのアマチュアはできていません。
レイトヒティング、右手の押し込み、そしてモダン式ボディーターン
の三つは難易度が高いのですが、ひとつでもできれば15Yは違うはずです。
三つできれば45Y伸ばすことが可能です。


加齢と伴に筋力が弱まってきます。
ブランクがあっても復帰直後は飛距離が落ちているものです。

日々の努力によって飛距離は雲泥の差がでますので
しっかりと練習に励んでいただきたいと思います。





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