2013年11月12日火曜日

体の張り


スイング中の体はどのくらい緩やかにそしてしなやかなのでしょうか?
これには諸説があって動画で見てもはっきりと分かりません。

打法や人によっても違う場合があり、張り具合もなかなか比べることができず
プロの世界でも大きく分かれるようです。

この張りの強度を1~10までのスケールで表すとしたら、最近のモダン打法では
タイガーやステンソンなどの速いスイングの場合には8~9になります。

http://www.youtube.com/watch?v=WRgKHFiwH00


マキロイやルーク・ドナルドなどのちょと遅めのスイングでは6~7程度の
張り具合になっているかと思われます。

http://www.youtube.com/watch?v=yWaJ7NlsG0A


また、スピースやストリカーなどのゆったりとしたテンポの人達は4~5程度の張りで

http://www.youtube.com/watch?v=1lW3R3rIpwo


モダンではありませんが藤田選手や宮里藍選手などはトップでの張りは
ほとんどないかも知れません。

http://www.youtube.com/watch?v=GanBfqyjO-Q


体は捻転によって張りができますが
体の硬さや柔らかさによって、回転具合では比べることができません。

体の硬い人はちょっとの捻転でも張りはマックスになるのですが
柔らかい人では緩んでいます。

リゾートスイングではほとんど張りをつくらず、トップでも緩んでいるために
トップの位置を調整したり、体重移動の時間を作ったりできるので
その「間」とか「タメ」とかを重視した人が日本には多いのですが
競技ゴルフではクラシカルな時代からベンホーガンやサムスニードなどの
世界を変えるほとのスーパースター達は決してそのリゾートスイングを
していた訳ではありません。張りは恐らく6~7くらいはあるかも知れません。

http://www.youtube.com/watch?v=lV6XquYzuUs


ヘンリック・ステンソンは張りマックスのスイングをするのですが
日本で試合を放送している時に、日本の某有名な選手兼解説者が
さかんにトップでのタメがないと言って、それがミスの原因で良くない打法だと
批判をしていました。

体の張りは軌道を安定させ、軸のブレを少なくし、ミート率が上がって
しかもパワーが出ます。
難易度は緩み打ちの方が高いのですが、張りが強いほど正確性は高まります。
ただ、確かに見た目が速いので失敗するのではないかという先入観によって
日本では緩んだスイングが主流になっているのかも知れません。

モダン打法のスイング速度が速いのは、この捻転による張りが強いために起こり
この捻り上げる動作をワインディングとか、コイリングといいます。
捻り上げによって張りを5にするのか、10にするのかはプレーヤーのチョイスですが
強いほどスイング速度も速くなりますが、速いから必ずしも張りがあるとは限りません。

チップショット、ピッチショット、コントロールショットにおいても
この体の張りがあると芯を外し難く、距離感や方向性を良くすることが可能です。
上級者でもピッチショットでザックリをやることがあるのですがほとんどの人が緩んだ打法です。

フルショットでの張りは速度が速いので、S&Tなどの体重移動をあまりしない
打法に適しているのですが、緩めれば体重移動打法でもマックスの張りを使えます。

ローピッチですが張りのある打法です。

http://www.youtube.com/watch?v=22pAkyEpq5Q






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