2013年11月24日日曜日
フェイドは治すべきでしょうか?
Question
良く「持ち球がフェイドなので・・」という人がいます。
しかし、海外の試合を見ていると、ドローで打ったりフェイドで打ったり
あるいはストレートなどを打ち分けている選手が沢山います。
パワーフェイドや最強のフェイド説などがありますが
何が正しいのでしょうか?
Answer
球質は本来いくらでも変えることができます。
しかし、初心者には一種類の球質をまず安定させることでスコアは早く良くなります。
通常、最初にクラブを振るとほとんどの人がアウトインになって
フェイドになります。
体の構造上、それが一番自然なのでしょう。
初心者はそのままで十分だと思いますが、
上級者や名門コースや難易度の高いコースでスコアを追求するには
インテンショナルな球の打ち分けが要求されてきます。
難しいゴルフ場では385Yパー4で短くても
190Y地点でドッグレッグしており、DRを持てば林に突き抜け
UTで刻むと二打目が200Y近く残ってしまうホールなどがあります。
また、DRの落下地点のFWが右から左の傾斜になっており
FWの一番右に落としても左にあるFWバンカーに入ってしまうような
設計のホールなどがあると、ストレート球ではなかなか対応できません。
あるいは、二打目でも同じです。
グリーンに乗せる時にも傾斜にグリーンが左から右に傾斜しており
一番左に落としても転がって右のガード・バンカーに入ってしまうホールもあります。
この場合、傾斜にぶつけてランの距離と方向を調整する必要があります。
このケースでしたら右からドローかフックで回してグリーンの中央または
右側に落として傾斜を上るようなランにすると早く止まります。
パー3で150Y程度で舐めて掛かると、良くこのような落とし穴があり
グリーンを硬くされたりするといくらグリーンヒットしても
必ずバンカー入りということがあります。
これがバンカーなら良いのですが、池や崖もありますので200Y先でも
どうしてもグリーン上にヒットして、グリーン上で止める技が欲しくなってきます。
グリーン右手前のバンカーを避けて、ピン奥のグリーンを狙う時などは
左から右に曲げて打ちたいものです。
また、ピンが左手前で花道がないグリーンを狙う時
直接グリーンをヒットするしかありません。
ショートアイアンでの距離でしたら理想はグリーンの中央にドローやフックで落とし
バックスピンで戻してピンに近づけるテクニックが欲しいものです。
インテンショナルでスライスやフックを打つことは中級からでも必要になります。
例えば左林からグリーンを狙う時などはフックで曲げる必要があります。
FWの真ん中に大きな木が立っている場合なども、手間に落とすとその木を避けて
右や左から回してグリーンを狙うしかありません。
曲げられない人は刻む事になりますので一打損することになります。
また、上級者として安定したスコアを保つためにも必要で、
普通のコースでも18ホールのうち4ホールくらいは難易度の高いホールがあり、
球質を変える技を持っていないとバーディーはもちろんパーすら難しくなります。
ここに一つの大きな壁があります。
この壁を乗り越えようとせずに、持ち球はフェイドなので・・と言って
左にドッグレッグしているホールでも開き直ってフェイドで打つか
この壁を乗り越えて、使い分けができるようになるかは個人の選択になろうかと思います。
プロを目指すような志の高い人でしたらプロになってから
「やっぱりインテンショナルが打てないとダメだ!」
というのではなく、最初から練習して安定させていつでも使えるように
しておく必要があるかと思います。
しかし、ゴルフは自分が楽しければそれで良いとするゴルファーは
あまり神経質になる必要はないと思います。
インテンショナル・ドロー タイガーウッズ編
http://www.youtube.com/watch?v=DSlBHk7Eo8U&feature=youtu.be
インテンショナル・スライス タイガーウッズ編
https://www.youtube.com/watch?v=vksS53ZmiU8
インテンショナル・スライス タイガーウッズ編
https://www.youtube.com/watch?v=gzQ1BMa302k
インテンショナル・フェイド タイガーウッズ編
https://www.youtube.com/watch?v=GXLAM7IF48A
0 件のコメント :
コメントを投稿