2013年12月12日木曜日
努力を語る奴はアウト! ゴルフ哲学 渡辺司編
努力を語る奴はアウト!
上に登る人間は努力をしていると思っていない。
こうなりたいからこうしている、そうやりたいからそうやっている
としか思っていない。
だから、自分がこれだけ努力しているんだという奴は
上には行かない。
実に歯切れの良いお話に納得です。
渡辺選手のお話はとても分かりやすく、無駄がなく
的を射た内容でいつも楽しく聞かせてもらっています。
レッスン番組でゴルファーの勘違いを指摘していました。
それが実に的確でした。
球の位置はどんな場所でも打てるという打ち方を見せるのですが
自分のスイングプレイン上から外にある場合は前によろけ、
右にありすぎる場合は明治の大砲となり、左に置きすぎると
球は左に引っ掛けます。
このよろけによって無理な軌道で打っていることが分かるのですが
もし、よろけたまま真芯に当たっている人は、よろけなかったら
どこに当たっているのか・・
もし、右に置き過ぎて明治の大砲にならなかったら
球はどこに行っているのか・・
と軌道上に球を置くということの大切さを一打ずつ打って解説していました。
渡辺選手の分析力と解説力は実に明快で分かりやすく
理に適った内容で素晴らしいと思います。
スポーツに限らず、音楽でもダンスでも本番はほんの一瞬です。
マラソンなどはかなりの長距離を走る競技です。
どれだけ大変なのだろうか、とその本番の苦労は想像できるのですが
Qちゃんは毎日その倍は練習で走っているので
本番は「ああ、今日はたった42キロでいいんだ!」と思うそうです。
音楽でもステージはほんの数分から数十分です。
ところがそこに到達するまでに個人レッスンから技能アップ練習
そしてアンサンブルを何十時間も重ねての数十分です。
腕を磨くということは、決して苦悩ではないということです。
自分の上達を楽しみにしている人はどこまでも伸びる
可能性があるという事ではないでしょうか。
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