2013年12月23日月曜日

吸収率を上げたテクノロジー


運動には栄養素が必要です。
スポーツ選手はプロテインというイメージなのですが
タンパク質だけでは足りません。

筋肉は機能酵素によって動かされています。
心臓も内蔵も全てそうなのですが、その機能酵素は
ミネラル類とアミノ酸でできています。

酵素は消化酵素と機能酵素があるのですが
機能酵素は少なくなると機能低下、そして機能障害となって
全くなくなると機能停止で死ぬことになります。

サリンはなぜ死ぬかというと、この機能酵素にくっついて
機能酵素が働かなくなるからだそうです。

運動どころか生命を維持するためにもなくてはならないのが
このミネラル類です。

そしてミネラル類とは鉄やカルシウムだけではなく
亜鉛、マンガン、マグネシウム、ボーロンなど18種類が必須とされ
畑で作られる作物には年々減少ぎみで、とくに最近は
畑ではなく、3種類のミネラル水をスプレーするだけで作った野菜が売られ
生命を維持するために必要な栄養素が入っていない作物が出回っています。

そして恐ろしい事にはこのミネラル類は異物ですので
体は最高でも10%ほどしか吸収しないと言われています。

年齢とともにその吸収率も減少し、高齢者は3%ほどしか吸収しないとも言われ
中年以降の骨粗鬆症などはカルシウムの吸収率が下がることも原因なのです。

そこで、1960年代にこのミネラル類をキレートするテクノロジーが開発され
吸収率を40%までに上げることができるようになりました。

キレートとは包むことで、ミネラルをアミノ酸などで包むと
腸はアミノ酸として90%ほど吸収してしまうのです。

ところが強い胃酸の中を通過する時にこのアミノ酸が外れて
外れなかったミネラルだけが通過するために吸収率は40%が限度でした。

そして80年代になるとこのキレイトをダブルにするテクノロジーが開発され
それによって吸収率が90%にまで上がったのです。

ところがこれが世界特許となって特許料を支払わなければならないために
ビタミン会社はほとんどがそれを採用せず、NASAや高い製品にしか使われず
まして、日本の製品には半世紀前に作られたキレイトされたミネラルすら
販売する会社がありません。

また、ビタミン剤はタブレットの場合、圧縮によって高熱が発生するため
熱に弱いビタミンは破壊され、圧縮によって溶けにくくなるために
タイムリリースとか言って徐々に溶けると説明するのですが
実際にはほとんど溶けないまま排便されてしまう物があります。

ゼラチンのカプセルに入った製品は日本ではつい数年前に許可となり
規制緩和の方向にはありますが、医薬品に相当するような
重要な栄養素などは医療機関が利権を握っているために日本向けサプリメントには
何mg配合という形で効果が顕著な栄養素は入れることができません。

また、ビタミンC配合と書かれた栄養ドリンク15品を調べたとこと
1商品に僅かな合成ビタミンが入っていただけで、それ以外は
一切配合されていなかったというのが日本のサプリメント業界なのです。

日本のビタミン剤はお菓子同然だと言われるのはこの利権やビジネスのためで
それを良く知っている人は外国から個人輸入をしています。

人間の体は60%ほどが水で、残りは栄養素で出来ています。
毎秒350万個の細胞が誕生し、入れ替わっていると言われています。
それに必要な栄養素は分かっているだけで92種類とされ
新型栄養失調と言われる症状は
ビタミン類やミネラル類などの微量栄養素とアミノ酸類の不足が原因なのです。

吸収されにくいミネラルにとってはこのダブルで包む
ダブルキーレーションのテクノロジーは救世主といえるでしょう。







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