2013年12月9日月曜日

集中力


集中力とはなにか・・


ある名選手が優勝を分けた最終日の最終ホールで
グリーン脇にある線路を貨物車が通過しました。

選手は普通にパットを決めて優勝するのですが
インタビューで「大事な時に貨物車は邪魔にならなかったですか?」と聞かれたが
選手は「え?!いつ通ったんですか?」と気がついていませんでした。

これが集中です。
周りの雑音が耳に入らない状況が集中が極まった状態です。
無心で・・と良く言われるのですが、何も考えていない
恍惚状態、無の状態で雑念が一切なく、俗に言うソーンに入っている状態が
この集中力です。

この状態はメディテーションや呼吸法などによって得ることができ
アメリカの多くのスイング・コーチ達も昔から取り入れています。

瞑想することによって外界の余計な情報をキャッチせず、頭の上を通過させて
煩わしさや影響を一切受けずに自分だけの世界に入ることができます。

自己暗示も同じように瞑想状態になることで
思い込むことにスイッチすることができて不動の精神状態を作ります。

日本では昔から「肚(はら)が決まる」とか「胆(きも)が座る」という言い方をし
覚悟などで迷いや不安のない精神状態を作って大事を成し遂げていました。
思考や真剣みなどの姿勢や意識も大きな原動力となります。

無の世界とはとても落ち着いた、冷静な状態でリラックスしているのですが
次元の違う世界から自分を見ているような、また、薄い膜の中にいるような
とても安定した平穏な世界です。

決して興奮するような、またアドレナリンが出るような状態ではなく
力を込めて思い込むとか、力んで集中させようといったようなテンションもなく
どちらかというとボーとしたような異次元に浮いているような精神状態です。

ヨガや座禅をされた方はその意味がお分かりだと思うのですが
そのような精神状態でプレーをした時には赤ん坊がすぐ脇でギャーギャー泣いていても
すぐ側を車が暴走していても、認知はしていても煩わしさがなく
それが迷惑だとか煩いとは一切感じない状態になることができます。

ゴルフに限らず、大事を成す時や受験やステージなどにも
このゾーンに入る状態を作れれば、上がらずに緊張もなく
普段と同じ行動ができるようになると思います。

集中力は訓練で身に付きます。
寝食を忘れて何かに没頭できる人は早いと思います。
瞑想や念ずること、自己暗示に掛けたり、何も考えない状態を作ったり
呼吸法やヨガなど、色々な方法で習得できると思います。




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