2014年1月26日日曜日

つま先上がりで困っています!


Question

つま先上がりで打つと、ヘッドが手前を通ります。
また、球が左に曲がってしまうのですが、どうしたら良いのでしょうか?


Answer

傾斜に関わらず、ヘッドは基本的に同じ軌道で走ります。
ただ、傾斜の分だけ目から球までの距離が変わり、前傾角も変わり、また、
実際に短く握ることで球を置く位置がいつもと違ってきます。
つま先上がりは手前を通りますので、球に近づいて立つことで調整します。

傾斜の度合いで球の位置が違って見えますので、実際に素振りをして
目安の位置からどのくらいずれているかを診てから打つと良いでしょう。


フックになるのはつま先上がりの場合はフェイスが左を向くためで
その分だけ引っ掛けたり、フックになったりします。

これはどういうことかというと、フェイスのソール(一番下の溝)を
目標にスクエアに合わせた時、平坦なライでは真っ直ぐに目標を向くのですが
構えたままヘッドを上げていくと、溝が目標を向いているにも関わらず
フィエス面はどんどん左を向いていきます。

これは構えたままシャフトを自分の方に倒して行くと分かります。
シャフトが床に寝た時にフェイスは左手前を向いています。

この原理でつま先上がりの傾斜面でフェイスを目標に合わせると
実際には左を向いていますので、その分だけフック打ちになってしまいます。


これを解消するには3種類の方法があります。

1 同じセットアップでフェイスを開いてグリップする

中距離から長距離の場合にこの方法を使います。
ミッドアイアンやUTなどはフルスイングしますので、この方法が使えます。

2 同じセットアップで球だけ右に置く

中距離から短距離は球の位置を変えてコントロールショットで打つと
正確にかつ安全にグリーンを狙うことができます。
残りの少ないFWバンカーからもこの方法で打つことができます。

3 曲がる分だけ右に打つ

曲がり具合は傾斜の角度が多いほど曲がります。
何度も練習をして曲がり具合を把握するとこの方法で全てを打つことができます。

しかし、曲がってピンから遠ざかる場合、その弾道がスタイミーで
使えない場合、傾斜があまりにも酷い場合や、グリーン面が左下がり傾斜の場合
右から回る球筋だと止まりにくいために使えません。




0 件のコメント :

コメントを投稿