2014年1月28日火曜日

緩んだチップショット


練習場で女子プロが後輩を教えていました。
腰に紐を巻いて、腰の左右から出る紐をクラブのヘッドに結びつけ
その二本の紐を一緒にグリップしてクラブと体が一体で動くチップショットです。

テイクバックの時点で腰とクラブを一緒に回わすのですが
この方法は両膝で体全体の回転を支えることになり不安定です。

昔はこのようなしなやかな動きで打つように教えていました。
グリップエンドが常に自分のおヘソを指しているように
お腹と一体にクラブをスイングさせることが良いとされていました。
これはアメリカでも同じですが、1920年くらいのスイング理論です。

しかし、ではなぜパターは下半身を止めて肩だけで打つのでしょうか?
その理論が正しいとしたら、パターもしなやかに体全体を動かして打てば良いのに
しないのは不安定だからです。

チップショットは飛距離が不要なので、できるだけパティングに違い動きの方が
より安定していて正確に動くことができます。

パティングのように下半身を安定させて上半身だけで打つと
より正確にまたコンスタントに打つことができます。
慣れるまではぎこちないので不安定ですが、慣れるとより安定します。

緊張した時などは大きな筋肉で打つことが大切ですので
胴回りの太い筋肉で肩を回し、膝などは使わない打ち方が
よりミスの少ない打ち方だと言えます。

柔らかく、しなやかに・・と教えている人が未だに沢山いるのですが
しなやかな動きの多い打ち方は安定させるには時間が掛かりすぎます。

30年もゴルフをやっていて、ザックリというミスをする人がいますが
この緩んだ打ち方が原因の場合が多いので
体が緩まないように打つ事が大切です。





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