腰の開きはエンジンのピストンのような働きがあります。
下半身は上下運動ですが、それを肩の回転運動に変換する役目があります。
曲げた膝は伸ばしてフィニッシュします。
これが上下運動ですが、肩は回転しています。
テイクバック時、腰はできるだけ止めるのですが、ダウンスイングでは
足の動きの次に先回りして腰を開きます。
そして「引き落とし」から「落とし押し」に掛けて腰は45度ほどに開き
「落とし押し」時に蹴りが入って腰の回転とともに肩が回転しHSが上がります。
その瞬間まで肩の開きは極力抑え、ヘッドはできるだけ後ろに止めておきます。
また、腰の開きとともに、右肩を下げ、引き落としをしながら
体は左の壁に近づけて左の脇の張りを開放せずにインパクトの形を作ります。
引き落とし時には腰は正面を向き、左のお尻を後ろに突き出して
左足はカカトに体重が乗り、手が腰の位置に降りてきた時点で落とし押し
と同時に右足の蹴りと腹筋、背筋に力を入れて腰を一瞬で45度まで開き
その瞬間に全力を込めてクラブをリリースしてヘッドを走らせます。
右手でトップから落として来ると力みによる軌道のブレが起き
左手だけで下ろして来るとヘッドの重さ以上の重量を掛けられずに
パワーがあまり出ません。
蹴る時の上方向の力だけでパワーを出そうとすると
両カカトを上げて浮き上がったり前傾が起き上がったりすることがありますので
引き落としや落とし押しの下に向かう力と打ち消しあって水平を保ち、
上半身の動きと下半身の動きの全てを完全に習得して
インパクトゾーンをより効率の良い、パワーの出せるフォームにすると
より飛距離の出るスイングになる可能性があります。
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