2014年3月19日水曜日

体のケア  栄養補給


健康維持のためのケアで大切なのは栄養バランスです。
現代食で一番不足しがちな栄養素は、現在の食品からは摂りにくく
補給することが大切です。
これは新型栄養失調として話題になっている分野です。

なぜ摂り難いのか

最近の農法は昔のように山から枯れ木を取ってきて
人糞を掛けて発酵させた肥料などは使っていません。
ミネラル類などは同じ土壌から毎年作物が吸い上げて少なくなっており
土壌が貧困であるというのはこのような状態をいいます。

その昔、畑はほとんど川の近くの平野にあり、
川の水が溢れて山からの土が畑に戻っていました。
最近は堤防などの発達でそれがなくなっています。

したがって、山からの水を毎年取り入れている田んぼのお米には
大変豊富なミネラル類が含まれています。
しかし、95%は精米時に落とされてしまっていますので
玄米その物を食べることでその栄養素が摂れるようになっています。

ただ、問題は農薬です。
農薬も同じように白米以外の部分に行きますので
無農薬(肥料も消毒の両方)の玄米に限ります。

玄米は栄養素の宝庫です。
週に2~3回は食したいものです。

また、栄養素が減っていない食品は海の幸です。
海藻類や魚介類などは海のミネラル類が昔と変わらず入っています。
ただ、畑の野菜類でも色物は大切です。
色素栄養素のポリフェノールやリコピンなどは
脳を守る抗酸化栄養素として知られています。

基本はあくまでも食品から栄養を摂ることです。
毎日30品目、7食、5種類のタンパク質を食べることが基本で
それでも十分摂りにくい栄養素が下記の物です。


1  ミネラル類

人には様々な機能があります。
臓器や筋肉を動かすには機能酵素が不可欠です。
その機能酵素が足りないと機能低下、機能停止に至ります。

2  ビタミン類

臓器や筋肉を動かすために、色々な栄養素のバランスが必要です。
ビタミン類はそのためだけではなく、ビタミンA、C、E は活性酸素除去に
役に立ちます。

3  アミノ酸類

細胞は毎秒350万個も再生されると言われています。
それに必要なのがアミノ酸類です。
必須アミノ酸の9種類(違説では18種類)はバランスの良いタンパク質から
摂取することが大切なのですが、これも不足しがちです。


無農薬、有機農法、発酵食品なども大切なのですが
まずはこの3種類の摂りにくい栄養素の補給をすることが第一歩だと考えます。

また、日本のサプリメントは法律によって大切な栄養素ほど除かれています。
これらは医薬品として処方されていますので病院へ行くか、
アメリカから個人輸入することで入手できます。


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