2014年4月28日月曜日

パティング・ストローク  距離


パティングの距離はストロークで決まります。

1  強さ

2  速度

3  振り幅

ゴルフは感覚で、投げ縄のように見た距離を手が勝手に動いて
その距離を打つと指導しているインストラクターがいるのですが
ゴルフをやったことがない人に最初からその方法で教えるのは無理があります。

距離を左右するこの3つをその場で初心者が適正に調整することは大変困難です。
したがって、1と2を一定にし、3の振り幅だけで飛距離を決める方法を推奨します。
方向は球に線を書いておき、その線に合わせて打ち、打つ時は距離だけに集中すると
大きな打ち間違いを防ぐことができます。

振り幅は歩測をして計算で割り出します。
たとえば1歩の距離に対して、ストロークの幅を2~3cmに決めて
5歩だったら10cm~15cmの振り幅で一定の速度と力で打つ練習をすると
10歩だった場合には20cm~30cmの振り幅でその距離を打つことができます。

そしてラウンド前に練習グリーンでそのゴルフ場のスピードを診ます。
球を3つほど使い、いつもと同じ速度、強さ、距離を打ってみます。
ショートしたらそのグリーンは遅く、オーバーしたら速いグリーンとなります。

この速さの違いをある程度練習グリーンで把握し、2割減、1割増など
そのゴルフ場の速さによって振り幅を変えるとすぐに距離を合わせることができます。
決して強さや速度を変えないことが重要なポイントです。

ただ、練習グリーンは多くの人が踏んでいて硬くなっていますので
コースのグリーンよりは多少は速いということを頭に入れておく必要があります。

また、トッププロでも試合中に日陰のグリーンと日向では速度が違い
また、午前中と午後では芝の長さが違って速度が変わったり
雨が振って遅くなったりした場合に、目分量だけで打っている人は
分かっているのに打てない・・という状況を打開できずにいます。
ベテランゴルファーでも感覚と計算の両方で正確に距離を合わせることができます。

二段グリーンは距離感が合わない・・と嫌がるゴルファーが多いのですが
段差の高さに対して何割増し、何割減と計算で打つと距離はピタリと合います。
また、ファーストカットなどのちょっと長い芝の上のパティングも
5割増し、などの基準を決めておいて打つと距離が合いやすくなります。

高麗芝などの芽の強い芝質の場合には、芝が伸びて来ると
倍近く打たなければならなかったり、半分で良かったりします。
逆目は3~5割増しなどと、そのゴルフ場の速度を早く把握することが大切です。


練習方法は毎日自宅のジュウタンや練習マットで
同じ距離を10球連続でピタリと打てるかを確認します。
1発でも距離が合わなかったら、また10球連続で打ちます。

これが基準の強さと速さとなりますので
毎日同じ距離を打つ練習をすることが大切です。
また、この強さと速度も2週間ブランクがあると忘れてしまいますので
ラウンド前には数日前から必ずその感覚を思い出す練習が必要です。








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