2014年4月30日水曜日

パティング メンタル問題 2


パティングのメンタル問題はかなり深刻です。
パティングに限らず、ショットでも同じようにイップス的な問題があります。
これはどんな動作でも過度の重圧下では同じように体が上手く動かなくなります。

その解決法は二つあります。

一つは技術を磨いて自分は誰にも負けないという自信をつけることです。
これによって良いイメージのフォルダーを開けることができます。
また、瞑想や呼吸法などの精神統一などによって
良いフォルダーを開けることも可能です。

メンタル的な対処はいわゆる「図太くなる」、「たかがゴルフと無神経、無頓着になる」
「集中力を上げてゾーンに入る」「思い込みを強くして自己暗示に掛ける」
などの精神面をトレーニングすることです。

そして、入らなかった時にはマイナスに受け止めないことで
そのニューロンを大きくしないことです。
入らなくてもしっかりと思ったところに打てていれば
これでいいんだと思うことです。

良くパターが急に入らなくなると、メンタルだからと言って技術面を見直さない人がいます。
これも思い込みなので、その思い込みの強い人は逆にそれを使って
自分はパティングの名手だと思い込めれば良いのです。

また、それもできない人は、実際に訓練して技術を磨き
真っ直ぐに思った距離を打つことができて
1000回打って1000回とも一度のミスもない技術を磨くことです。
その時には「これで入らないのは読み違い」だと分かってマイナスイメージがつかなくなります。

パティングの読みは同じグリーンを何度も経験して
ラインを覚えるしかありません。
始めてのグリーンで入るのは偶然や幸運に過ぎないことで
自分の読む力がついたのではないのです。
もちろん、同じような状況であれば過去の経験が役には立ちますが
それを全てだと考えることにメンタルの問題が潜んでいます。

何度やっても真っ直ぐに思った距離を打てる技術力によっても入らなかった時には
誰が打っても入らないんだ、と思うことができます。
ところが技術面で自信のない人はそれすら失敗だと思って
どんどんマイナスイメージを深めてしまいます。
「読む力がない」とどんどんマイナスのフォルダーの容量が増えるだけなのです。

これで入らないなら、誰がやっても入らないよ・・という自信も
自分の技術に対する自信から来るものです。
ショットにはライン読みがありませんが、パティングはライン読みによって
どれだけ上手く打っても入らないのです。
入らなくて当然なのです。

ゴルファーの中には自分の聞きたい情報だけ探している人がいます。
解決方法は自分の聞きたくない、一番苦手な部分や嫌いなところにあるものです。
それを避けてきているから今の自分が出来上がったのです。

やはり素直に先人の長年にわたって積み上げて来たノウハウを信じることしか
先に進む方法はないのではないでしょうか。

つづく






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