2014年5月1日木曜日

パティング メンタル問題 その3 

 
パティングのメンタル的かと思われている問題がまだいくつかあります。
その一つはパンチが入って打ちすぎることです。
これもメンタル的なのか、あるいは条件反射で力が入るのか定かではありませんが
いずれにせよとんでもない距離を打ってしまいます。

この場合、メンタルだと考えた人は悩み、技術だと考えた人はすぐに克服しています。
打つ前に最初から下腹に力を入れたり、お尻の穴を締めてから打つと
簡単にこの症状がなくなります。

なんでもかんでもメンタルだと処理する人は
自分は技術的には十分なレベルで問題がないと思い込んでいる人が多く
特に思い込みが深いゴルファーは迷路から抜け出せなくなることもあります。

自分のパティングに対して、どう処理するかで天地の差がでます。
外した経験をマイナスにするかプラスにするかは判断しだいであり
グリーンの錯覚で入らないのを、自分の腕だと思えばそれはマイナスイメージとなり
ますますパティングが怖くなっていくでしょう。

「練習した数だけカップに近づく」という先人の名言は
このメンタルも含めた解決法だということを認識するべきではないでしょうか。

グリーンはもともとトリッキーに設計されています。
周りの景色や傾斜などで見た目の感覚を狂わせるのです。
というより、わざと狂わせるように設計しているのです。

グリーン上に上がるとどう見ても傾斜があるようには見えない場合があり
人間の感覚をいかに狂わせるかが設計者の技量になるのです。

また、設定をする側にも問題があり、上りで打った球が途中から
引き返してきて元の場所に戻って来るようなグリーン設定はゴルフではありません。
これを入れようとするとメンタル的におかしくなってしまいます。

こんな設計はTV的な一発芸や無謀な挑戦のバラエティー感覚であり
スポーツとしての基準から外れたバカげたことです。

「こんなところにカップを切ったらゴルフじゃない」
と開き直って設計者や設定者の人間性を蔑視すれば良いことで
まともに受け止めれば被害はこちらにしかありません。

設計者は12の速度で設計しているのに、設定者が14の速度を出せば
当然上りなのに途中で戻って来ることがあります。
これは設定者の技術が及ばなかったということです。
傾斜に対して、どの速度を出せばゴルフになるかを計算できない素人か
ただスコアを悪くさせれば腕が良いと思い込んでいる人でしかありません。

ゴルファーにはこのような開き直りが必要です。
どう受け止めて、どう考えるかによってマイナスをプラスに変えることができます。
なんでもかんでも自分が悪い、自分の腕がないせいだと思わないことです。
コースを作るのも人間だし、設定するのも人間です。
この人達にもミスはあるのです。
また、想定していない天候ではゴルフにならないコースも沢山あります。

つづく









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