2014年6月10日火曜日

ゴルファーが登る3つの山 (#7)


ゴルフのショットは、ある程度の効率の良い打法であれば、あとは
完成度によってスコアの差が出てきます。

完成度とはその打法が持つフォームをどこまで定着させられるか、
そして、どこまで精度を上げられるかの安定性をいいます。

ジャック・ニクラウス、アーノルド・パーマー、ベン・ホーガンなどは
歴代のスーパースターです。
彼らは全て違う打法なのですが、当時では無敵と言われるほどの
好成績を残しています。

彼らに共通したことは完成度です。
普通のスター級のトッププロ達のショットの完成度が90%だとすると
彼らは95~98%ほどの完成度だったかも知れません。

90%から98%にするには彼らの様に30年も同じ打法で
あらゆる経験を重ねなければなりません。

日本のアマチュア・シングルさん達も30年ほどフォームを変えずに
完成度はかなりのところに行っている人がいるのですが
何が違うのでしょうか?

一番の違いは飛距離です。
同じ完成度で正確に安定していても、80Y~120Yほど飛距離が短いのです。
2打目にPWで打つか、3Wでも届かないかの差が出てきます。

飛距離はフォームです。
全身の力を無駄なく、有効に使えるフォームがあり
トッププロ達は全身を使って打っているのに対し
アマチュアのほとんどのゴルファーは体の一部しか使っていません。

この基本動作ができているかどうかで飛距離の差が生まれます。
ジャック・ニクラウスはシニア時代に糸巻きボールで280Y先の
5Yの円の中に14球中12球、そして残りは突風によってラフにちょっと掛かるだけの
精度と飛距離、安定性を持っていました。

そのフォームを真似て、自分なりにアレンジしたのがバッバワトソンです。
飛距離のランキングでも1位になるほどです。

もちろんトッププロ達はストレート球だけではなく、インテンショナルに
フェイド、ドロー、フック、スライスが自由に出せます。
フェイドしか打てない癖球を持ち球などと言って弁解するようなレベルではありません。

手首の使い方、手の使い方、腕の使い方、肩の使い方
腰の使い方、足の使い方、そしてその力を入れる部位とそえぞれのタイミングなど
全てにおいて無駄を減らし、効率を最大にしたフォームの主流が
21世紀におけるモダン打法の4種類です。

同じ期間、同じ練習量で100Yの飛距離の差が出るのがゴルフです。
最初からバーディー山に登らないとトップレベルへは行けないということです。

効率の良いスイングは綺麗です。
綺麗な進化した、最新のスイング打法を目指して頑張りましょう。





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