2014年7月23日水曜日

左足下がりの打ち方


Question

左足下がりを上手く打つ方法教えてください

Answer

傾斜の度合いにもよりますが、FWなどの通常の左足下がりの場合は
地面の傾斜に対して 直角に立って球を右に置いて普通に打つ方法があります。
ただ、ラフや土手などの傾斜がキツい斜面では別の方法で打ちます。

左足下がりでの一番のミスはプッシュです。(右に出るストレート球)
なぜかというと左に体重が移動しやすく、普通に打つと
インパクトで体が左に行き過ぎたり体が開きすぎて
手の位置が左(目標方向)に行くためにフェイスが開いたまま
手前で捉えるためにインアウト状態で当たるからです。




上図は頭上からヘッドの軌道を描いたものです。
普段はAとBの間にこの円があってスクエアになるのですが
Aはプッシュ、Bは引っ掛け軌道を表しています。

インパクトで手の位置が左にあった場合にはヘッドの軌道はAとなり(ハンドファースト)
まだ、フェイスが頂点でスクエアになっていないうちに球に当たりますので
インアウト軌道でフィエスが開いた状態で打つことになってプッシュになるのです。


このような場合は体重移動をあまりしないコントロールショットで打つと
ミスを減らすことができます。
その場合、球は右に置いて、ハーフないしスリークオーターショットで、
一本二本長い番手を持って、6割程度の力で振ります。

これはFWバンカーでも同じ打ち方でグリーンを狙えますので
引き出しとしては大変使い道のある打ち方です。

どうしてもフルショットをしないと届かない距離の場合には
上半身は傾斜に直角に立っても、重心は右により多く乗せてアドレスし、
左に体重が移動し過ぎないように左足を踏ん張って打ちます。

また、極端に左足が下がっている場合は、左に体重をほとんど乗せたまま
オープンスタンスで球を右に置き、傾斜度を少なくして
上半身だけその斜面に対して直角にしてフェイスを開いてスライス打ち状態を
左一軸で行うと飛距離はでませんが綺麗に打つことができます。

この打ち方はグリーン奥の土手の途中に球が引っかかっている状況でも
ウエッジのフェイスを開いて打つと、ある程度キャリーが出ますので溝などを
転がさずに済む打ち方です。(垂直に近い土手などは腕と手を使って
ヘッドを垂直に落とすようなスイングにします)

傾斜は打つ前にしっかりと素振りをして、実際にその通りに動けるかを
体で確認してから打つようにしてください。






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