2014年10月29日水曜日

アップライト・スイングにしたいのですが・・


Question

トップの位置が高い人、グリップが頭より上にあがるような人は
腕で上げているのでしょうか?
左肩を捻転させてあげているのでしょうか?

それとも肩が柔らかいのでしょうか?
左肩があごの前にくるぐらいにしても

なかなか高くはならないのですが
アップライトなスイングにしたいです
どうすればいいでしょうか?


Answer

トップの手の位置が頭の上に出て
高く見えるスイングは、実は手の位置が前にあります。

クラシカルスイングや現代のモダンスイングでは
ほぼ右肩の上やその後ろのフラットな位置に上がっているのですが
中期の流行は耳と右肩の間くらいの前の位置に上げるため
高く上がって落下力を多く使うことができました。

ドラコンのような6球に1球だけ40Yの幅のFWに落とせば良い競技では
野球でいうファウルがあって失敗がなかったことにできるのですが
普通のゴルフゲームでは打った球は全てスコアになって
捨てることができません。

ベンホーガンも、マキロイも高さは違いますが
同じようにやはり後ろに上げています。
中期の頃の位置に上げている選手は
現代ではほとんど消えています。

特にリッキーファウラーやジェイソン・デイなどの現代の若手選手達は
手の軌道、ヘッドの軌道をフラットにし
ショルダープレインを縦にして、この三軌道を一面化して
速度を上げた時にでも軌道を外れないようにしています。

時代と逆行しているのですが、筋力がなく、ゆっくり振って
落下力で跳ばしたいと思われているゴルファーでしたら
今では古臭い年寄りのスイングに見えてしまいますが
中期の頃の手前に上げる打法にすると良いと思います。

バッバワトソンはトップの位置は中期の頃とほぼ同じで非常に高く
全ての力を使って跳ばしていますので複雑で難易度は高いかもしれませんが
中期打法をアレンジしたとても珍しい動きをしています。

また、安楽選手のようにアップライト軌道にして二軸で
落下力(遠心力)を使うことも一つの方法だと思います。

トップの位置は大変重要です。
位置を変えることは振り出しに戻りますので
それなりの理由がない限りやたらといじらない方が良いかも知れません。









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