Question
ゴルフスイングについての質問です。
右利きの方でバックスイング時に
右手を伸ばす感覚で上げて行くという理論がある事を知りました。
アニカ・ソレンスタムとアメリカの著名なインストラクターの方が唱えている理論なのですが、
この方法を取り入れてスイングされている方はいらっしゃいませんか?
この方法でスイングがどの様に変化したか知りたいのです。
素振りで試してみたところ、左手が伸び、
スイングアークが大きくなってヘッドスピードが上がるという利点はありますが、
右手で打ちに行く傾向もあります。
御感想をお聞かせ願えませんか?宜しくお願い致します。
Answer
右手を伸ばす上げ方とはほとんどの打法の基本動作で
アニカのコーチだけが推奨しているフォームではありません。
両腕と胸でできるフトコロの三角形を崩さずに上げる方法で
これはむしろ左手で押すと右肘が曲がらずに上げられます。
ほとんどのプロ選手達はテイクバックで右肘がしばらく曲がりませんが
アマチュアはすぐに右肘を曲げながらテイクバックします。
これは右腕でクラブを持ち上げようとしているからで
両腕には不要な力みが入り易くなり、体で回転させようとしていません。
クラシック打法ではすぐに曲げることもあったのですが、
中期のジャックニクラウス時代にはテイクバックでは
ヘッドを水平に低く出す方法によって肩を回せるようにしました。
ところが21世紀のモダンスイングでは、
中期の頃のようなゆっくりと上げることがなく
ワインディングという技法によってテイクバックの勢いを使って切り返すため
テイクバックの速度も上がってきました。
そのため、中期の打法からは右腕は曲げないようにする動作が一般化し
現在の基本動作となっています。
また、スイングアークが大きくなるとHSが上がるのではありません。
上げる時は大きなアークにして、ダウンスイングではできるだけ小さく
体の近くを通してHSを上げています。
スピンする物は中心に近いほど速く回転しますので
ダウンスイングではできるだけ右肘を曲げて体に近づけます。
したがって、現在のほとんどの打法はテイクバックは右肘を曲げず
ダウンスイングでは右肘から下ろして来るのが一般的です。
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