2014年12月14日日曜日

プロ・ゴルファー養成のプログラム


最短で最高の技術を習得する方法は理想であって
全てを犠牲にし、全力で取り組んだ時のみ最高の上達が期待できます。

アマチュアはこれらの内容から、どこまでできるかで上達度が決まります。


1  フォーム作り

新しい打法を習得するには、それまでのフォームでの動きは一切やらない
ラウンドや球打ちも一時的に止めて新しいフォームだけの練習が必要

テイクバック、トップ、ダウンスイング、インパクト、フォロー、フィニッシュ
などに分解し、それぞれの位置で正しい動きを習得

まずはクラブを持たずに鏡を見ながら行う

   a それぞれの新しい動きを習得する
     両手、両腕、肩、腰、両脚、両足の正しい動き

   b それぞれの動きがスムーズに動くまで練習


次にクラブを持って動きを習得

   a  クラブヘッドの動きを確認

   b  正しいフォームで動けるようになったらゆっくりと素振り


2  定着練習

定着には新たな動きは特に毎日修正をしてもらいながら練習し
違う動きを絶対にやらないようにする  


   a  毎日クラブを持たずにボディーターンの練習

   b  クラブを持ってゆっくりとフォーム通りに振る

   c  正しい動きだけで毎日素振り練習

   d  各番手、各ショット、素振りから球打ちまで全てを定着させる


3  球打ち

フォームができたら各部位の力の入れ具合とタイミングを
実際に球を打ちながら習得する

   a  手首だけの球打ち練習

   b  腕を入れた球打ち練習

   c  肩を入れた球打ち練習

   d  体重移動を入れた球打ち練習

   e  腰の突き出しを入れた球打ち練習

   f  右足のツッパリと蹴りを入れた球打ち練習


4  修正作業

   a  忘れたり、間違えたりした動きをその場で修正

   b  毎日正しい動きを思い出して体がその通りに動くかの確認

   c  最低3年間は毎日修正してもらいながら安定さる


5  精度アップ練習

正しいフォームで球が当たるようになったら精度を上げるために
球の方向と飛距離の調整を行う

   a  チップショット、ピッチショット、ロブショット、コントロールショットなどの
     それぞれのショットでのストロークの大きさや力を調整して
     飛距離と方向の正確性を高める

   b  ドライバーのミート率の精度を上げ、望む飛距離でFWヒット率を上げる

   c  アイアンの精度を上げて、ピンに近づける練習


6  引き出しを増やす

色々な場面、ライや風などの状況の違いによって、番手選び、ショット選び
落下地点選び、特にショートゲームでの技の数々を習得


パティングからドライバーまで、それぞれのフォームを習得し
それぞれの力量、方向、タイミングを習得して練習場と現場の両方で練習

週6日、毎日8時間の練習と、画像を見ながらの勉強などを2時間行う


これがプロ養成に必要な練習内容です。
アマチュアはこの中からできる範囲のことをするしか方法がありません。

ただ、この全てができたとすると、習う内容にもよりますが
クラブを持ったことがない人でも3~4年で
プロ級の腕前になる可能性があります。











4 件のコメント :

  1. 質問させていただきます。例えばアメリカのプロ養成所ならどこが有名で良いところか向学のために教えていただけませんでしょうか?HPをチェックしてみたいです。

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  2. アメリカならどこでも誰でも良いということではありません。
    確かにコーチ達のレベルは相当高いのですが
    やはり、古い打法を教えていたり、カリキュラムなしに
    ダメだしだけで教えているいわゆるインストラクターも大勢います。

    私が師事した先生は当時現役のツアープロで
    すでにモダンスイングを教えていました。
    パーゴルフからバーディーゴルフになったのは
    その先生のおかげですが
    音信不通状態ですので連絡がつきません。

    アメリカでも真剣に教えてくれるコーチはほとんどいません。
    こちらの姿勢とやる気によって教える側も出す物が違いますので
    実力のあるコーチでも、こちら側が
    どこまで真剣かを見せる必要があります。

    私が一番信頼している流派はブッチハーモンですので
    彼のスクールなら間違いはないと思います。
    ただ、同じスクールに通っていても、ダメなやつはダメですので
    個人レッスンで結果がでるまで診てもらうことをお薦めします。

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    1. お返事ありがとうございます。Youtubeでアメリカのコーチがアップしている動画が沢山あるのでアメリカの状況ってどうなのかなと思っていました。正直日本のコーチング動画より高橋さんのいうところのモダンなスイングを教えているなという印象ですが、結局商業的にならざるをえない部分があって、DVDの販売につなげたりということになってくるようです。内容次第ではあるとおもいますが、結局直接指導を受けないとわからない”その動作中の筋肉の使い方”みたいな直接指導でないと伝わらない部分があるというのは最近ようやくわかってきた気がします。ですので高橋先生の100ポイントは大げさにいえば実は1000ポイントなんだろうなというのが私のなかの了解した部分です。1000ポイントを活字におこしたら一冊にする意味があるかもしれません・・・。すでに辞書レベルでしょう。やっぱり直接指導を受けるのが最も合理的なのだと思いを強くしています。

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    2. 形は文章やDVDなどやプロのスイングの動画を見れば分かります。
      ところが、問題は見えない部分です。
      力を入れる部位のタイミングや方向などです。

      独学には大きな壁が3つあります。
      まず、この見えない部分をどう洞察するかです。

      そして、二つ目は習得の方法です。
      基礎練習もせず、最初からフルスイングで100からのポイントを
      全て同時に覚えようとしていることに大きな問題があります。

      そして三つ目は修正です。
      ゴルフスイングは一度できても、すぐに忘れたり勘違いしたり
      知らないうちに全然違うことをやっていたりするものです。
      しかも、毎日違うことをしたりします。

      一番大切なのは頭で分かることではなく、体が覚えることですので
      定着するまでの崩れをどう修正するかです。
      この定着期間は柔らかい状態ですので、固まるまでは
      間違った動きをしないように反復を3年は継続しなければなりません。

      これらのことにいかに早く気が付くかで上達度が変わるかと思います。

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