2015年5月18日月曜日

SWの方向が左右にブレる


Question

SW等のクオーターSからFショット(60-80y)のラインだしがうまくできません。
左右にぶれます。
どのような練習をすると良いですか?
どのような意識を皆さんは持っていますか?
ハーフショットの練習はしています。


Answer

まず、当たりはどうなのでしょうか?
しっかりと真芯に当たっているのでしょうか?
当たっているのでしたら、まず考えられるのは軌道のブレです。

意識やイメージで全てがうまく行くと思っておられる方が多いのですが
ゴルフは物理ですので、技術的な修正をする必要があります。

軌道のブレは軸のブレや体の緩みが主な原因で
毎回同じことができていない可能性があります。

緩みは腕、腰、足の三ヶ所をチェックしてください。
右ひじが曲がりすぎていたり、腰が回りすぎていたり、
また、右膝が動いていると全体に緩みが出ます。

また、軌道のブレはこのほかに軸がぶれている場合も同じです。
軸が固定されていれば、同じところに戻って来るはずです。

また、セットアップでもいい加減なことをしていると安定しません。
スタンス幅、前傾角度、ふり幅や力、速度などを一定にすること、
そして、必要最小限の動きにして、無駄な動きをすべて削ぎとります。

通常、初心者は体の無駄動きが多く、インサイドイン打法では
構えた位置にクラブを戻して来ることですので
テイクバックやダウンスイングで余計な動きがあれば
その分だけ戻さなければなりません。

効率の良いフォームができていないゴルファーは不要な動きが多く、
わざわざブレを作っています。
不要な動きが入ると、アドレスの形に戻して打つには動いた分、
同じ時間で同じ距離を毎回戻す必要があります。
その無駄な動きのために何年もの時間が費やされます。

この無駄な作業が多いためにほとんどのゴルファーは遠回りをし
7割が100を切れないというゴルフにしています。

基礎練習やフォーム作りもせずに、ただ闇雲に無駄球を打つのではなく
基本動作を習って、より効率の良いフォームを定着させることで
精度が早く上がってブレを少なく、ミスを少なく、遠回りを少なくすることができるのです。


基本的に60Yほどのアプローチはコントロールショットです。
日本人プロ選手はほどんとこのコントロールショットをやらない
と丸山茂樹選手がコメントしていましたが
欧米では基本的な打ち方とされています。

54度程度のウエッジでハーフショットの6割の力で振ると
通常の10Y弱の飛距離になります。
弾道は低くなりますが、力みがなくなり、トップが深くなりにくく
フェイスを返さないのでまず引っ掛けることがありません。

また、フェイスを返さずに目標に向かって出すために
その動きは「方向出し」と言われる動作になりますので
方向は安定しやすく、ミスが一番少ない方法と言えるでしょう。











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