2015年6月1日月曜日

フルスイングで低い弾道を打つのは難しいのか?


Question

アイアンについてなんですが
今低い弾道の打ち方を練習しているのですが
フルスイングで低い弾道を打つのは難しいのですか?

打ち方を教えてください!


Answer

高さを変えて打つことは可能です。
高さを変えるには四種類の方法があります。

一つは球の位置を右に置くだけで普通に打つ方法、そして
二つ目は普通にセットアップしてインパクトの瞬間に
ロフトを立てて打つ方法です。

ロフトを立てて打つとは、左手の手首を平側に曲げて
手首を甲側に山にしたままハンドファーストにしてインパクトする方法です。
これは芯に当てながら飛距離を失うことなく、力強い球質となります。

この方法でタイガーウッズはロフトを8度立てて打っているといいます。
8度ということはアイアンでいえば2本分です。
また、この打ち方で球を右に置いて打つとパンチショットになります。

ただ、単純にロフトを8度も立てて打つだけでしたら
二本分長いクラブで打てば同じ高さになりますので
ロフトを立てるだけでは意味がありません。

それよりもむしろダウンブローに打って、スティンガーショットを打つ打ち方の方が
意味があって利用価値が高いかと思います。
(スティンガーショット=低く出て途中で急激に吹き上がってふんわりと落ちる球)

三つ目は単純に力を抜いて6割程度の力で打つ方法です。
打ち下ろしでグリーンを狙うにはロフトの立ったクラブで軽く振ると
バックスピンが少なくなってアゲインストの風に影響され難い球質になります。

特に打ち下ろしのアゲンストの場合にはフルショットで思い切り打つと
高く上がるだけではなくバックスピンが掛かり過ぎて吹き上がってしまいますので
むしろ番手を上げてゆっくり振った方がより正確に距離を出すことが可能です。

そして四つ目はドライバーに限ってですが、薄めに当てることです。
通常ドライバーはフェイス面が広いので中心よりも多少上で打っています。
これによってバックスピン量を抑えているのですが
中心かやや下目に当てると弾道は低くなります。

ただ、思い切り振って当たる位置が下過ぎると逆にバックスピンが掛かって
吹き上がり、飛距離を失いますので要注意です。

いずれにせよ、フォームを習得して定着させれば誰にでもできる技です。
普通のストレート球が安定したら、左右に曲げる球をマスターし
それから低い球が打てるように練習しましょう。











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