2015年5月31日日曜日

スイング理論、どうなってんのこの世界!


Question

ゴルフスイング!
ヘッドを引っ張るんですかね!それとも押すんですか!
アームは回すんですよね!右足に向かって手を振り下ろしたあと回すんですよね!
さんざんやらしていただきました。
そう言ったあとから、実は逆に回してからの話ですけど、とか言わないで欲しいんですけど。
どうなってんのこの世界。言いたいこと言いっぱなしでいいの?


Answer

致命的な問題が2つあります。
一つは教える側、もう一つは習う側です。

仰ることは良く分かります。
実に無責任な理論や教えが波乱しており
中級クラスのゴルファーが書いたもっともらしい教科書や
売れれば良いというだけのキャッチーな理論など
特に雑誌やネットではそれらを受け売りにして言いたい放題が現状です。

そして、習う側はそれを鵜呑みにしているという問題があり
それは我流でも上に行けると思っている意識が致命傷なのです。

どんな打法や動きが正しいのかは、できる人でなければ分かりません。
まずは理論を主張する前にその人が60台でコンスタントに
回るだけの技術を持っているかどうかです。

インストラクターの資格は80で回れば取れます。
これは中級クラスの腕前です。
いくらPGAのプロ資格と言っても、これが限界なのです。

そして、巷に広まっている理論はほとんどがそれ以下です。
民間療法的な100切りの方法や、机上の理論で書いた物
そして、道具オタクなどが評論家として勝手な事を言っています。

そして、スクールやレッスンプロは基礎練習は教えず、
応急処置や対処療法で一時的な処置をします。
これは教える側の問題ですが、同時に習う側にも問題があります。

それは習う側が我流でもなんとかなると思っている人が多いため
大学のように4年掛けて教えるような重要なプログラムは
スクールや練習場では教えることができません。

それはゴルフをいかにも簡単に考えている人が多く
それを練習場で教えようとしても、必要性すら分からず
すぐに辞めてしまうので経営的に成り立たないのです。

ゴルファーは最初は習わなくても自分でなんとかできると思っています。
ところがゴルフはとんでもなく難しく、
モダン打法は未だに我流でできた人はいません。

トップのプロ選手ですらできないほどの難易度の高い技術を
アマチュアが自分ひとりで雑誌を読んでできる分けがないのです。
問題はこの意味すら分からないことにあります。

ご質問の内容は良く分かります。
フラストレーションで怒りを感じるのは当然なのですが
解決するにはご自身の意識を改革するしかないのです。

ゴルフはいくらでも遠回りします。
みなさんが思っているような簡単なものではないのです。
雑誌やサイトを読んで上手く成れるのでしたら
皆、プロになっています。

思考を変えて、世界一難しいスポーツだということを知り
だったら、我流ではとても無理だと覚り、一段上の世界に行くしか
この不満はなくならないでしょう。

世界の主流、進化した最新の打法を習得するには
モダン打法を教えているコーチから直接習うこと以外に
その方法はないと私は考えています。











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