2015年10月14日水曜日

トップで左足かかとを上げないメリットは?


Question

ドライバーのフルスイングをする際に
テークバックから切返しの際に左足かかとはどうなってます?
私は少しだけ上がってて切り返しの踏み込みでかかとが地面に着く感じです。
かかとを最近のプロは上げない派が多いように感じてます。

無意識ならほぼ上がってしまうのが自然な動きだと思いますが
上げないプロが多いのはメリットがあるということですよね。

やはり最近は無意識で上がらない(上げない)方がほとんどてますね。
20年前はみんな上げてます。
男子プロでは宮本、池田、藤田さんが印象にあります。


Answer

トップの位置で左足のカカトを上げるスタイルは
欧米では80年代のジャックニクラウス時代の打法までです。

90年代からは腰を止めたワインディングが主流になったために
べた足が基本となっています。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=5157003&id=78812192


かかとを上げるのは腰を回すからで、体の硬い人は45度ほど回しますが
柔らかくしてできるだけ腰の回転を抑えるとかかとは上がりません。

また、腰を回さないワインディングを取り入れなくても
べた足だけ真似してかかとを上げない選手もいます。
この場合はそれだけ捻転がきつくなりますので、
多少の張りが生まれるというメリットはあります。


日本のゴルフが30年遅れていると言われるのは
この打法が一つの理由です。

80年代と現在では、コースは500Yほど延びていますので
飛距離が出る選手しか上位に残れないのが現実です。

これを日本のプロ達は「ゴルフは飛距離じゃない」
「飛距離はゴルフに必要な1億分の1の事」と飛距離が出ないことを
言い訳でごまかしてきました。

現在、世界のトップ選手達は320Y~340Y先に跳ばして
そこから二打目勝負をしているのですが、4番手も長いクラブを持つ
日本人にとってば、どれだけ精度を要求されるのでしょうか。

日本男子ゴルフ界が低迷しているのはこの
世界のゴルフを否定し、日本独自に進化させようとした
多くの人達によって作り上げられた世界が原因ではないでしょうか。

まして、アマチュアはこの左足のカカトはどうして上げるのか、
どうして上げないのかすら分からずに打っていますので
とても理想の打法などは想像すらできないのです。

何が良くて何が悪くて、どれが古くてどれが理想的なのか
ゴルフの核心にはほど遠いところで遊んでいます。

質問者さんは良い方です。
やっと20年前からの違いが分かったのですから
恐らく、スイングは進化しているんだろうな?
ということだけは洞察されておられるようです。

でしたら、もう一歩検証しながら情報を消化し
少しでも現在の打法、モダン打法を勉強して
世界のゴルフの進化についていけるようにされると
ゴルフがもっと面白くなると思います。










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