Question
私の打つボールは、非常に高くて悩んでいます。
年配の方には、「球が上がって良いなぁ。」と言われますが、
自分では納得が出来ないでいます。
以前、ミズノのフィッティングで計測して頂いたところ、
シャフトの前反り角が大きいと指摘を受けて、
硬めのシャフトのを打ってみましたが、逆に距離が落ちてしまいました。
スイングが、おかしいのなら、何がおかしいのでしょうか?
とにかく7番で打ってもPWの様な出球で飛び出していきます。
理想は、低く飛び出して、スピンで少しめくれる様なボールが打ちたいです。
Answer
原因は3つ考えられます。
一つはクラブのロフト角です。
同じメーカーのアイアンでも、競技用と素人用を出しており
素人用はロフトを立てて番手ずらしをしているので
7番で180Y跳ぶとかいう宣伝をしています。
最近のクラブはロフトを立てていますので、それと比べると
競技用や昔のクラブは高く上がります。
二つ目はグリップの地上からの位置です。
手が長い人は低く、短い人は高いことになります。
背の高さも、また構え方でも変わってきます。
この場合、同じクラブを使って計測すると
グリップ位置の高い人ほど高く上がります。
背が高く腕が短く、しかも前傾が立っている人は
普通の人と二番手ほど違うことがあります。
そして、三つ目は打ち方です。
インパクトの瞬間の実際のロフト角です。
シャフトに対してのフェイス面の角度ではなく、地面に対しての角度です。
ハンドファーストほど実際の地面に対してのロフトは立ちますので
タイガーウッズなどは8度も立てて打っているそうです。
これは2番手分跳ぶ計算になります。
彼はさらにそこからダウンブローに打っていますので
最初は低く出て、途中から吹き上がる球になります。
これがスティンガーショットです。
このスティンガーショットを打つには
相当なパワーが必要です。
それは立っている実際のロフトにも関わらず、かなりのスピンを
掛ける必要があるからです。
同じ真芯でも球が十分に潰れ、フェイスの溝に接触する球の面が
より多いほどスピンが掛かり易くなります。
打ち出し角度が高いということは
ロフトが逆に寝ていることが考えられます。
その原因はハンドレイトです。
(和製英語ですが、ハンドファーストの逆を意味します)
この場合にはレベルで祓い打ちをしていますので
ショートアイアンなどは芯に届かず、飛距離は出ても止まりません。
人よりも高く上がる理由としては、この打ち方で
極端な話、番手の違うクラブで打っているのと同じで
インパクトの瞬間の画像を診てみるとすぐに分かると思います。
打ち方に問題がなければ、ロフトを単純に曲げてもらって立てれば
いくらでも低い球は出ます。
なお、アイアンは跳ばすクラブではありません。
ダイナミック・ゴールド(DG)の硬いシャフトを使って方向を優先すると
上級になってからも使えます。
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