2015年10月31日土曜日

運動神経とゴルフの上達


Question

運動神経とゴルフの上達は(ゼロじゃないだろうけど)
あまり関係無いと思いますが、ご意見を伺いたく。

私は40歳でゴルフを始めて10年になりますが、
未だにスコアは100前後を行ったり来たり。
練習は週に1回100球くらい打ちます。
若い頃は運動神経抜群で、大半のスポーツは人並み以上だったのですが、
ゴルフだけは 思うように上達しません。

ゴルフ上手くなるに練習あるのみ?
運動神経が関与する割合が極端に少ないように思います。


Answer

ゴルフは皆さんが思っているほど簡単ではないのです。
複雑怪奇な動きによる効率の悪い打ち方と
全身を使った効率の良い打ち方では
飛距離だけでも100Y以上の差が出るのです。

まして、方向や精度などを追求したら、きりがありません。
10年やろうが20年やろうが、まともな練習をしない限り
慣れだけで上手くなると思ったら大間違いです。

まず、フルショットの基本動作だけでもかなりの課題があります。
オーソドックスなシンプルスイングでしたらさほど難しくはありません。
しかし、その打法でも飛距離を出そうとしたら難易度が上がります。

運動神経とかはあまり関係ないのですが、モダン打法となると
動きだけは習わないと、日本のプロレベルでも真似できていません。
ましてアマチュアが、週に一回の練習ではオーソドックスな打法や
シンプル打法ですら安定させるのは極めて困難な事なのです。

300Y以上出せる打法はそれなりに難易度が高く
その基本動作だけでも数年かかることがあります。
また、その動きを習っても半数以上の人達が途中で断念するほど難しいのです。

したがって、定着安定するまでに、その正しい動きを3年間は継続しなければならず
その間に忘れたり崩れたりしますので、修正をしてもらいながら定着させる
という方法が一番の近道なのです。


まして、その打法で精度を上げるのにさらに3年、ショートゲームを入れると
安定するのにトータルで10年は最短で掛かると覚悟することです。
その10年は、まともな動きや技を習得して修正を繰り返しての10年で
決して試行錯誤して自分で割り出した癖だらけ、間違いだらけの打法ではありません。

見よう見まねでできるほどゴルフは甘くありません。
どこをどう動かすのか、いつどのくらい動かすのか、そして
その各部位の動作タイミングやリズムとテンポを合わせ
忘れたり崩れたりした時などの修正回復作業、精度を上げる練習など
徹底的に訓練をしなければとても目指す打球は安定しません。

10年やって100すら切れないのは練習法に問題があるかと思います。
基本動作だけでも習えば最初の壁が80辺りです。
100や90で先に進まないゴルファーはどこか間違っているということです。

練習はまず内容です。
そして頻度です。

地道な事をコツコツとできない人は上達は期待できません。
まずは意識の改革から着手しては如何かと思います。












0 件のコメント :

コメントを投稿