2015年11月14日土曜日

違うメーカーのリシャフトはありですか?


Question

先日、ネットで中古クラブを買いました。
気にはなっていたのですが、すでに入札していたので落札することになりました。
そのクラブはFWなのですが、スリクソンのヘッドに、PRGRのシャフトが
リシャフトしてあったわけです。

素人でよくわからないのですが、違うメーカーでのリシャフトはよくあることなのでしょうか?
また、リシャフトは接続部のフィッティングは気にしなくていいのでしょうか?
宜しくお願いします。


Answer

中古、新品に限らず、クラブは自分に合わせるという
フィティング(調整)が必要です。
洋服と同じように、摘めたり、裾を上げたりで体に合わせるのです。

新品で買っても、アイアンは硬いシャフトなのに、ウッドはグニャグニャで
バランスが取れていません。
それを販売側は、「アイアンセットとウッドとは規格が違いますからね」
といってごまかしています。

実はシャフトの硬さは振動数※を測って、一直線にならなければなりません。
それが現実的にはアイアンセットは一直線なのですが
UTになると極端に柔らかくなり、またウッドになるとさらに柔らかくなり
一直線で全てのクラブを揃えることができません。(下図)

したがって、アイアンに合わせてUTセット、ウッドセット、DRと
長いクラブのシャフトを硬い物に交換する必要があります。
初心者でも長さやライ角などが合っていないクラブを使っていると
スイングフォームや上達に影響することがあります。
購入したセット同士のフィティングを簡単に最初にすることを
イニシャル・フィティングといいます。

最初は、ライ角、ロフト角、総重量、ウエイトバランス、クラブの長さなどを
一定にする必要があり、最初からセット同士が合った物は市販されていません。

アイアンからDRまで全てを一度に工房に持ち込んで
全てをひとつのセットとして調整して、自分の身長や手の長さ
そして打法などに合わせるフィティングをします。
ただ、それでスコアが良くなる物ではありませんので、遊びゴルフや
接待ゴルフ程度のレベルが目標の人は必要がないかも知れません。

したがって、中古で購入したクラブはリシャフトしていても
純正シャフトよりも高価なシャフトが入っていることがほとんどなので
あとは長さやバランスを調整してもらうと良いでしょう。

クラブメーカーとシャフトメーカーは別々ですので組み合わせは自由です。
また、ヘッドとシャフトの接着問題もありません。


※  ヘッドを着けてグリップを固定し、ヘッド側を押して曲げ放つと
   振動します。その振動が1分間に何回あるかで、そのクラブの
   振動数を比較します。(下写真)







赤線が理想なのですが、実際に購入時にはグレーの線にしかなっていません。

0 件のコメント :

コメントを投稿