2016年1月29日金曜日

球を置く位置は7番アイアンで中央?


Question

ゴルフのアドレス時における球の置く位置について。
昔は7番アイアンでスタンス中央。
番手が小さくなる程左足側にずらしていき、ドライバーで左足かかと、
今では基本全クラブ左足かかとと言われていますか?

皆さんはどのようにしていますか?
また何故そのようにしていますか?

結局答えはなく、自分が打ちやすいと思うところに置くのがいいのでしょうか?
球の位置なんてほとんど関係ないのでしょうか?

スイングによって球の位置を決める?球の置く位置でスイングを決める?
傾斜により球の位置を変えるのは理解しているつもりです。
フラットなライでの場合での意見を聞かせてください。


Answer

スタンスのスタイルには二種類あります。
スクエアスタンスとオープンスタンスです。

ジャックニクラウスの時代まではほとんどがオープンで
90年代以降はほとんどがスクエアになっています。

オープンスタンスとは左を向いて打つことです。
その理由は最下点の手前で打つからです。(下図A軌道)





上から見ると、最頂点の手前はまだ右に向かっており
最頂点で目標方向、そしてその後に左を向きます。
そのまだ右を向いている状態で球に当てるので、その分だけ
最初から左を向いておくと真っ直ぐな球が打てるという理論です。

したがって、番手が短いほど左を向き、球の位置は
つねにどの番手も同じ左足のかかとの前に置くことが基本です。

そして、番手が長くなるほどスクエアにスタンスし、右足だけ
広げて行くという方法をとるために
目標方向に対しては球はどの番手も左のかかと前になるのですが
両足に線を引いて、その角度から球を見ると両足の真ん中になり
スクエアスタンスとほぼ同じことになるのです。





現在主流のスクエアスタンスの場合は、常に足の向きはスクエアで
目標方向に構えるのですが、球の位置を番手ごとにずらす方法を取っています。

http://modernswing21.blogspot.jp/2014/01/blog-post_13.html



オープンスタンスはクラブが持っているロフト角をそのまま忠実に保ち
58度は58度の角度で打つのですが、スクエアスタンスは
シャフトをハンドファーストに倒しているために、58度は54度ほどで打っています。

恐らくスクエアの方が跳ぶのと、スクエアにエイミングしたほうが分かり易いとか
オープンスタンスのアドレスはどのくらいオープンにするのかの基準が分からずに
曖昧だとのことなどの理由で現在でスクエアスタンスが主流になっているのでしょう。

ただ、理論的にはオープンスタンスで構えた方が番手間のロフト角の角度差が
クラブのセッティング通りになって、番手間の飛距離が一定になることや
全く同じスイングのワンスイングができるために、ジャックニクラウスなどは
機械のように打つ神業だと言われ、メジャー優勝最多記録を持っています。

打法の進化や道具が変わり、またコース設定や
年齢などのあらゆる条件が違っていて比較できないのが残念です。
結局結論がでないまま現在に至っているのですが
この勝負は現在のところまだ保留状態ですので、それを科学的に
解析できるシステムやデータが揃うまでは優劣を証明する物がない状況です。





ジャック・ニクラウス時代はスタンスの向きはかかとでした。
これは両足のつま先方向が右はまっすぐで、左はオープンにしていたからです。
現在は逆ハの字で左右対称にスタンスするために、つま先に線を引きます。




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