2016年2月12日金曜日

アドレスでボールを凝視するべきか


Question

ゴルフ初心者です。
アドレスでボールをよく見たほうが良いのか、
あまりよく見ないほうが良いのかという議論があります。

私は、アドレスでボールを凝視するタイプです。
と、思っていました。先日の練習まで。

先日の練習で気付いたのですが、私はアドレスでボールを凝視しているのではなく、
クラブヘッドを凝視していました。
クラブヘッドを見ないと、どうもうまく始動できないことがわかりました。

そこで質問です。
アドレスでクラブヘッドを凝視することのメリット、デメリットを教えて下さい。


Answer

球を良く見ろという指導がありますが、いくら良く見ても
あたるとは限りません。
見なくても本来は当たるのです。

それは体が動きを覚えていればの話です。
まだ定着していない間は見ないよりは見た方が当たる確率は
確かに増えるかも知れません。
これはメリットになるでしょう。

そこで、どのくらい凝視するかです。

確かに論議にはなっているのですが、しっかりと見ると
見ることに集中したり、神経が球に集まり、この球がどう飛ぶのか
そして、外したらみっともない、思い切りこれを飛ばして
自慢できるショットにしたい・・などという邪念が入り易い
というのがデメリットかと思います。
ただ、これは人によります。

よく、素振りと本振りで違う動きをすることがあります。
素振りは完璧なのですが、球を見ると違うフォルダーが開くのです。
これはその球に意識が行き過ぎて、当てに行くフォームが出て来るのです。

このようなプレッシャーが違うフォルダーのスイッチを入れるようになると
イプス的な症状に発展する事もあるのです。
自信がない人が失敗を恐れて萎縮するという状態ですので
この場合は球がない方がプレッシャーがなくなって
正しいフォルダーが開く可能性が高くなります。

目をつぶって素振りをして、その直後に目をつぶって打つようにすると
素振りと同じスイングができることがあります。

また、薄めやボーっと見るようにするだけでその効果が出る人もいますが
それでも駄目な人もいます。

実際に球は見ているのは球の位置を確認するときだけで
あとは目は開いているのに違うイメージを浮かべていて
実際には神経は球には行かないようにすると良いかと思います。

球を見ないでクラブヘッドを見ているとのことですが、
すぐ側に球があって、しっかりと視線には入っています。
果たして脳ではなにを感じているのでしょうか?

実はボーっとその辺りを見ているようで、実は見ていないのか
あるいはそのヘッドが球に当たるイメージを浮かべているのか
あるいは理想とするフォームをイメージしているのか、それとも
弾道をイメージしているのか、人によってさまざまです。

球を良く見ろという指導は、顔がスイング中に体と一緒に動いていたり
ヘッドアップしたりするのを修正するために言われることがありますが
球を見ていないから当たらないという指導は間違っています。

その人の段階によっても違いますが、打つ前のルティーンはとても大切で
特にフィジカルよりもメンタルルティーンの方が重要ですので
顔がフラフラしたりヘッドアップする人は最後まで球を見ているようにし
球を見ると恐怖心が出る人はボーっと見たり薄めにしたりして
良く見ないようにすることで、よりナイスショットの確率は高まるかと思います。

したがって、人によってそれぞれですので、今のご自身に一番有効的だと
思った方法で打つようにされると良いと思います。
そしてナイスショットの経験の引き出しを開けてイメージできるように
成功経験をできるだけ沢山積むことが大切かと思います。









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