2016年2月20日土曜日

体重移動しなくて良い打法があることを知りました


Question

自分は、身体が固く体重移動が死ぬほど苦手で、
手打スウィングな月1ゴルフが10年程なんですが、
最近、 体重移動を意識しなくても良い?
右一軸スウィング?、
左一軸スウィング?等ある事を知り、
右か左にスウィング改造を考えているのですが、
どちらがどのように良いのでしようか?
またそれぞれむいているむいていないタイプがあるのでしょうか?


Answer

はいはい、でましたよ!
雑誌のキャッチに引っかかった方ですね。

べた足打法だとか、粘り打法だとかいって
いかにも簡単にできるような宣伝をして集客している集団があります。

もともと左一軸打法はありました。
今でもバンカーショットやフロップショットなどは左一軸が基本です。
最近有名だったのはスタック&ティルト( S & T )という
タイガーウッズが3年間だけ試した打法で、今は消えてしまいました。

左一軸は体重が球に乗らないので疲れるだけではなく
飛距離がでないのです。
その改良型が S & T なのですが、右足で蹴れない分だけ飛距離がなく
ただ、飛ばない分だけ正確性が高いというだけの話なのです。

右一軸などは本来存在していませんでした。
体重移動ができない人の打ち方だったのです。

本来、体重が右に乗ってから、その体重が左に移動する際に打つことで
体の重みで楽に振ることができるのですが、右のままでは
筋肉で回転させるしかないために、とても疲れる打ち方なのです。

これも体重が乗らないので飛距離がでない打法で
すぐに消えるかと思います。

どちらがましかと言えば左一軸でしょう。
ダフり難く、軸のブレも抑えられますので、安定し易いというメリットはあります。

ただ、S & Tは最初から重心が左で、打つ際にはさらに左に傾きます。
これならある程度体重が乗りますので、同じ左一軸でしたら S & T がお奨めです。

しかし、日本人でまだこの打法を教えられる人はいませんし
試している人を何人か見ましたが、まったくできていませんので
恐らく習わないと難しいのかも知れません。

一番の難関はワインディング技術です。
マックスまでこのワインディングを使いますので、テンポが速く
それに対応できるだけの身体能力も問われます。

S & T の原型である通常の左一軸は体重が全く乗りませんので
飛距離が落ちますが、それでもトライしますか?


体が固いから体重移動が死ぬほど苦手って
どういう因果関係があるのでしょうか?
体重移動に体の固さは関係ありません。

歩ける人であれば誰でも体重移動しているんです。
たとえば、人は歩く時に前に体重を移動してから足を出します。
信じられない方がおられたら、壁に両踵と頭を着けたまま
その姿勢で歩き出してみてください。
一度壁から頭が離れて、体重が前に移動してからでないと
足は前に出せないはずです。

また、椅子から立ち上がる時に上半身をそのまま背もたれに付けたまま
立ち上がってみてください。できません。

これも一度上半身を前に倒して体重を移動し
体重を脚に乗せてから踏ん張って立ち上がるからです。

歩いたり椅子から立ち上がれる人は体重移動ができているということで
この動作が体が固いからできないというんですから
勝手な思考で勝手に困っているだけなのです。

我流ゴルファーはこれです。
持論の展開と主張が強く、原理を理解していないくせに
実に自分に都合の良い理論を作り上げて自慢するのです。

これを直さない限り上達はありません。
我流ゴルファーがいつまでも下手なのは、この考え方に問題があるからです。

そして、我流でできないとなると、しなくていいよ!
という悪魔のささやきにすぐに乗るのです。

手打ちを極めろとかいうフレーズにすぐに飛びつくのも我流ゴルファーです。
アマチュアはどうせ手打ちなんだから、手打ちで良いんだとか
とんでもない勝手な誘惑フレーズで集客している先生がおられますが
上達を止めるビジネスキャッチですので、甘い言葉には乗らないことです。

スライスを止めるにはスライス用のクラブを買えというキャッチに乗るのも
また、この我流で勝手な考え方をするゴルファーです。

野球で”ホームラン用バット”として、ホームランを打つには
このバットがいいですよ!と言われて注文が殺到するでしょうか?

こんな甘い言葉には恐らく乗らないでしょう。
それはなぜか分かりますか?
それはほとんどの人がホームランは
技術と筋肉だということを知っているからです。

ことゴルフに関してはスライス用クラブというとすぐに飛びつきます。
それはどうすればまっすぐに打てるか知らない人だからです。
基礎も習わず、訓練もしない、技も習得しないゴルファーは
すぐに安易な方法に走るのです。

怠け心を克服し、しっかりと技術を習得して腕を磨きましょう!










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