2016年4月12日火曜日

バックスピンをかける方法


Question

アイアンのショットにバックスピンをかける方法、
コツなどがありましたら教えてください。


Answer

アイアンなら普通に打っても多少のスピンは掛かります。
ただ、バックスピンで戻すとなると4つほど条件が必要です。

まず、クラブはMBかハーフキェベティーを使います。
これはスイートスポットが狭いので球をつぶすことができるからです。

そして、なんと言ってもダウンブローに打つ必要があります。
しかも、ダウンブローの度合いも関係してきます。

また、球はスピン系で表面が柔らかいことが条件で
要するに接触面が大きく、球を噛む度合いが大きいほど掛かるのです。

最後にグリーン自体が柔らかいことも条件です。
コンプレッション24とか硬くなると、プロでもバックスピンで
戻すことはできなくなります。この硬さはプロが打っても
7番アイアンでランの平均が4mというデータもあるようです。

通常のコースでは柔らかく作ってあり、アマチュアでも止まるようになっていますが
競技となると硬くして、ダウンブローで打たないと
ショートアイアンでも止まらなくなります。

クラブやボールはそれを買えば良いことですが、
グリーンは競技設定でない通常の柔らかさなら
4つのうち3つは揃います。

一番肝心なのはダウンブローに打つことですが、
それもその度合いが問題です。

はらい打ち、すくい打ちなど、レベルに打つ打ち方は
スピン量が少なく、いくら低重心のクラブでも戻るほどは掛かりません。

リゾートスイングやシンプル打法では、当然戻すことはできません。
やはり、パワフルに振ったフルショットでないと
十分なスピンが掛からないということなのです。

ダウンブローの度合いは打法によって決まります。
低い位置から横振りで打てという指導がありますが、これでは
ダウンブローになりません。

やはり、Vの字で鋭角にヘッドを落とす縦振りでないとスピン量が足りません。
初歩だからはらい打ちで良い、手打ちで良いとして
適当な打法を教えるティーチング・プロがいるのすが、スピンの掛からない
打ち方を教えるために、途中で大きな壁に直面することになるのです。

どんな打法も定着には3年ほどは掛かります。
いい加減な打法が固まってからそれに気がついた人は
途中で改造して、また3年の遠回りを強いられることになるのです。

最初から途中で改造しなくて済む打法を習得することが
無駄な遠回りをしない秘訣です。











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