2016年4月11日月曜日
ストロング・グリップを変えずにフックを治したい
Question
ストロンググリップなのですがインパクトのときはアドレスと同じ形にするのでしょうか。
それとも左手の甲は飛球線を向くのでしょうか。
アイアンを振ると出だしは真っ直ぐ飛んで左に大きく曲がってしまいます。
何年も前にレッスンでストロンググリップで習っていたので
グリップを変えたくないので質問させていだだきました。
あと、たまに良いドローを出るのですがやはり左に大きく曲がっていくので
何がどうなっているのかわからないのその辺も教えて頂きたいです。
Answer
ストロング・グリップの人は、インパクトでは左手の甲が目標を向いたら
フックになるのは当然です。
これは単純に考えれば分かるゴルフの原理です。
ストロングということは構えた時に左手の甲は変な方向を向いています。
そこに戻さなければフェイスはスクエアにならないのです。
問題はこれが一つ、そしてもう一つはグリップを変えたくないという我流思考です。
自分の好みで進めていって成功する人はほとんどいません。
どこかでスイング理論を検証する必要があります。
本当に上達したいのでしたら、効率の良い、理にかなった理論を師事し
教えている人が低レベルや低レベルに合わせた応急処置を見抜き、
正統派の王道を行く事が大切で、それが最短で上に行く方法なのです。
自分はストロングを変えたくないからやらない、では
私はフライングエルボーでないと打てないので、私は
リバースビポットが好きなので変えません、と言い出すでしょう。
我流をいつまでも突っ張っていると技術的にも
メンタル的にも余計な労力を費やすことになります。
恐らく、そういうと「俺はプロになるんじゃないから」とか
「試行錯誤が好きなので」とか言う人がでてきます。
もし、そういう気持ちがあるのでしたら、悪いことはいいません。
ゴルフはそんな思い上がった人間には向いていませんし、
どっちに球が飛んでいくかも分からない人ですので
最初からやらないほうが良いと思います。
ストロンググリップは応急処置です。
対処療法で一時的にはすぐにスライスが治って喜ぶでしょう。
しかし、上達するにしたがってフックが止まらなくなることがあります。
トッププロでもフックの人はいるのですが、教科書通りにしないと
どこかほかでその分を調整する必要があります。
教科書にはその調整方法は載っていませんので
自分でそれを探して、自分で解決するしかないのです。
プロは小さな時から20年も経験し、練習量もアマとは違い
また、経験値も違い、完成度が雲泥の差で高いので
それなりに克服しています。
崩れた時には教科書にはない修正方法を自分で探し
自分で解決するしかないので悩み、迷い、遠回りをすることになります。
グリップに限らず、ジャンク理論は全てそれなりの代償を払うことになります。
打法は厳密に言えば数百種類に分類できます。
それぞれに形や動きやタイミングなどが違いますので
理論書の一部を持ってきて、自分の好みで寄せ集めたのでは
バランスが崩れてうまくいきません。
打法理論はパズルと同じで、すべてのピースがはまらないと
一枚の絵が完成しないのです。
素直にそして謙虚に先人の知恵を取り入れて、
決して自分が理論を確立してやろうなどと、思い上がったことは
考えないようにしましょう。
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