2016年5月23日月曜日
インパクトの瞬間の右膝
Question
ローリーマキロイやリッキーファウラーなどが、
インパクトの瞬間右膝が1度伸びきってますよね?
Answer
日本のアマチュアでも、やっとマキロイのスイングを見て
昔の打法と違うことが分かるようになったのですね。
それは嬉しいことです。
ただ、残念ながら伸びてるだけではありません。
YOU TUBEなどの動画配信で欧米選手のスイングが
手軽に見れるようになったのですが、見えるところは形だけです。
その形からの想像でガラ系理論やジャンク理論が生まれるのですが
実際に、ではどこに力をいつ入れるとそういう形になるか、そして
その目的何なのか、などは全くわかっていない指導者がほとんどで
教えられないために否定している人もいます。
マキロイ打法は基はタイガーウッズの打法で、その打法は
80年代後半にはほとんど確立されていました。
ニックプレライス、サンディーライル、デイビスラブなどのスタイルを
掛け合わせてアレンジしたのがタイガー打法で、その打法を
当時私は1時間300ドルで習ったのです。
ジャクニクラウス時代からタイガーウッズ時代へど変わったのは
打法の進化です。
その段階で、効率の良い部分を取ってまとめ、飛距離を伸ばし
進化させた打法を確立したグループの中で結果を証明したのがタイガーでした。
その頃は批判も多かったのですが、当時300Yを超える選手がいませんでした。
今では300Yは当たり前になっているのですが、その頃は一人だけ
30~50Y先に飛んでいたので、15打差とかで優勝ができたのです。
それを見て育ったのがマキロイです。
彼はタイガーに憧れ、スイングを真似したのです。
もちろん親や叔父さんがクラブチャンピョンだったせいもあるのですが
進化した打法を物にし、さらに改良した打法で世界のトップに躍り出たのです。
右足の膝が伸びるのはこのタイガー打法の前の数人の打法で
代表に上げられる有名選手がデイビスラブ三世です。
彼は右膝を伸ばして腰の逆回転を行い、上半身を走らせる打法で
タイガーデビュー以前当時は飛距離でトップでした。
この右脚と腰の使い方はタイガーウッズに受け継がれ、マキロイに受け継がれ
欧米選手の若手のほとんどが右脚を伸ばす打法になっているのです。
ところが、古い打法を教えるコーチやシニア選手達、あるいは日本のプロ達は
この右膝を左膝に引きずるように移動させるのだと、未だに指導しています。
これは中期の打法で体重移動だけで打つ時にはこれでも良いので
間違いではないのですが、右足の蹴りのパワーや腰の逆回転などの力がないため
落下力や体重移動を大きくして飛距離を稼ごうとしたのですが
やはり一部の技で飛距離で対抗するには限界があり、現在の欧米では
この打法の人はほとんどいません。
右足の蹴りや腰の逆回転はほとんどの指導者ができない
難易度の高い技ですので、日本ではそれを指導する人がいません。
マキロイ打法を習得するには、ミクシーのバーチャル・ゴルフ・教室という
コミュニティーを参考にしてください。
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