打ちっぱなしでは何球くらい打ちますか？

Question

打ちっぱなしでは何球くらい打ちますか？
はまるとどんどん打ってしまう人は500、600は軽くいくのでしょうか？


Answer

球打ちは必ずしも上達するとは限りません。
逆に下手になることもあります。

いわゆる下手を固めるというやつです。
通常、思っている動きと違うことをしているケースがほとんどで
自分自身の動きを良く分かって練習をしている人はほとんどいません。

また、練習内容の効率が悪かったり、遠回りするやり方など、
ゴルフはいくらでも下手になる練習があるのです。

一番大切なのは段階に応じて何をどう練習するかです。
間違った動きをいくら固めても意味がありません。
また、効率の悪い練習法では遠回りするだけです。

まずは、自分が理想の動きをしているかどうかです。
自分がこう動きたいのだ、と思う動きをしているかどうかです。
これは人に診てもらうか、動画に撮って自分で判断することができます。

ところが、自分が思っている理想の動き自体がはたして正しいのかどうか
というのはそれぞれの打法やスイング理論自体がどうなのかという問題で
これは高度な判断基準や能力が必要です。

また、プロの動画を見ながら真似ることは大変重要なのですが
どうするとその動きができるのか、またどこに力を入れるとそういう動きになるのか
あるいは、見逃している動きや分かっていてもできない動きなどがでてきます。

特にモダン打法の高度な技術はなぜそういう動きになるのかが分からないだけではなく
その動き自体に気がついていない人がほとんどです。

したがって、まず求める打法が分かり、その打法のフォームを習得し
力加減や力の方向、各部位の動きや時間差などのタイミング、そして
精度を求めて出来上がったら、今度はそれを定着させる段階に入ります。

その段階で初めて、毎日５００球打つのは大変効果的ですが、
球筋を見ながら正しい動きを探すために毎日５００球打っても
かなり遠回りをすることになります。

ゴルフはいくらでも遠回りします。
いつでも振り出しに戻ります。
それどころか癖がついてマイナスになることも多いにあるのです。

遠回りなら良いのですが、思ったのと違う動きをして打ち込むと
リハビリ運動のような奇怪な動きが出来上がってしまうことがあります。

段階によっては毎日３００～５００球打てれば理想かも知れません。
ただ、怪我をしたり、破産したり、家庭崩壊したり
会社を首になったりしない範囲でやらなければなりません。

また、年齢にもよりますが、体の回復力によっても数は違います。
週一で５００球打つよりは、毎日１００球の方が
定着練習は効率が良いと思います。

体に痛みを感じたら、すぐに球数を落として様子を見るか
まるまる一週間握らないなどの休息も必要です。

バネ指や腱鞘炎、腰痛などゴルフには注意しなければならないことがあります。
練習は効率です。
目的やその段階に応じての練習方法を習得する
という勉強も必要かと思います。

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