2016年7月9日土曜日

寄せでシャンクがでます


Question

最近グリーン周りのアプローチ時にシャンクが出ます。
クラブは、フォーティーンの前モデルc030、
HW(60度)を使用した時です。56度のSWは出ません。
ゴルフ場のアプローチ練習場で直打ちしている時に30球中、
25球は正常でしたが、残り5球になった時、急にシャンクが出ました。

その後、次から次から右方向にシャンクが連続です。
その時クラブを見るとネックのところがこすれています。
ネックに当たらないように、ボール位置をフェースの先に構えてやっても出ます。

工房でネックを削ったり、細くしたりすればいいかな?などと考えたりします。
スイングがアウトサイドインなら余計に出るとも聞いていますが、
恐くて振れません。ご教授お願いします。


Answer

この手の問題は思い込みが関与することがあります。
状況や症状など直接の原因ではない場合があります。
ましてネックを削るとはとんでもない発想で、
基礎を習得して技を磨くことが大切です。

寄せのシャンクは大きく分けて3種類考えられます。
一つはフォームです。
普通のショットと同じようなスタイルでそのまま
振り幅だけ小さくして打つ人がいますが
これは教科書にはない打ち方です。

これは振り幅が少なく脱力で打つという、単に
普通のスイングを小さくした打ち方ですので、脇が空いて
ヘッドが遠回りし易くなります。

寄せは両腕を両脇に密着させるように引き寄せて
球の位置を近くして、前傾も深くして打つのが基本です。

日本のシニア選手でも、普通のスタンスで振り幅だけ小さくして
寄せをしている選手がいるのですが、やはり大事なところで
シャンクを出しています。


二つ目の原因とは飛球線と肩の向きの角度です。
頭上から見た場合、目標方向が12時だとすると、
通常のスイングは7時から入って11時に抜けるのですが
体全体を11時に向けて打つ場合は6時から入れないと芯を外します。

体が11時を向いているのにも関わらず、さらに7時からヘッドが入ると
相当なフラット軌道になってトップしたりシャンクします。
打つ前に必ず肩の向きとヘッド軌道の角度を確認しましょう。


三つ目は、肩の回転軌道です。
背骨に対して90度で回転をすると、肩は相当フラットな回転をします。
そしてそれに伴って手の軌道やヘッドの軌道も大回りな回転になりやすくなります。

これを少しでも縦回転にするとシャンクが出難くなります。
これは小さなストロークは肩が回わらず、
トップの位置も低いのでどうしてもフラット軌道
あるいはアウトイン軌道になり易いからです。

この3つをチェックしてみてください。
また、この3つを徹底的に守って基準を作り、
崩れた時にすぐに分かるようにしておくと、その場で修正できます。

アバウトな人は適当に打って当たっていると、正しい形や動きを覚えず
なんとなく打っているだけですので、当たらなくなった時に治せないのです。
このような機会にしっかりとフォームや軌道を確認してください。





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