Question
ゴルフのアドレスについての質問です。
アドレス時は左右両肘の裏側を前方に向ける
「ちょーだい」のポーズにするのが基本なのでしょうか?
Answer
そのような指導をしている方がおられますが
その昔、ベンクレンショーというパターの名手が
パティングの時にその形にしていました。
またジャックニクラウスの時代にはその形でパティングをするのが
主流になっていたのですが、グリップ自体も両手を開いたまま握る
という変則的な形でした。
これは余計な力が入らないようにと、ブラブラにして打つための秘策で
ユルユルグリップのパティングメソードとして一世風靡したのです。
これはいわゆる「ちょうだい」の形なのですが、手の平は
両手とも上を向いていますが、グリップを握るにはこの両手が開いた形では
力が入らないことにお気づきでしょうか?
肘の裏側が右手は前、左手は内側を向いた形が基礎として
この100年ほど伝えられています。
基礎であるアドレス、グリップ、姿勢、アライメントはどんな打法でも
変えてはならないという、ブッチハーマン一族の教えがあります。
ブッチ氏の父親は1948年にマスターズで優勝し、その後
コーチとして多くの有名選手を輩出しています。
二代目のブッチ氏もツアープロとして一勝してからコーチになり
タイガーウッズやグレッグノーマンを育てたことで世界一の名コーチとして
ゴルフ界では右に出る人がいません。
現在はUSPGAに依頼されて、認定コーチ達を集めて講義をし
育成に当たっています。
彼の教える基礎は憧れだったアーノルドパーマーやスーパースターだった
ジャックニクラウス、そしてタイガーウッズやマキロイに至るまで
まったく変わっていません。
それをいとも簡単に、地球の裏側の小さな島国で
勝手にアレンジして、〇〇コーチの新打法! とか宣伝して
集客をするというビジネスゴルフのジャンク理論が横行しています。
どんなことをしても良いのがゴルフでもちろん自由です。
どんな打法でも打てるのです。
ただそれによって、30年経っても100が切れないのか、世界の
スーパースターに成れるかの大きな違いがあるのです。
最終的には誰を信じるかで将来が決まります。
何を信じるもの自由ですが、実証のあるスイング理論を信じることが
最短の道ではないでしょうか。
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