Question
ゴルフを始めて約10年。なかなか100を切れません。
基本下手くそなのは分かりますが、
なぜショットが安定しないのかの根本的な原因がわかりません。
Answer
10年で定着しないというのはスイング自体が悪いか
練習量が足りないか、ゴルフを甘く見ているかなどが考えられます。
100を切るだけで良いというのであれば、DRを使わない
だけでも切れることがありますが、これでは根本を解決していません。
ヘッドが暴れている人を良く見かけますが、まずはヘッドの軌道が
一定に同じ軌道を行き来するようなスイングをしなければなりません。
どんなスイングでも、再現性を高めるには、軌道を一定にすることで
そのためには軸を安定させることも大切です。
上下運動や軸のブレなどは軌道がくるう原因となります。
スエー、起き上がり、沈み込み、突っ込み過ぎ、ヘッドアップなど
軸がブレたり軌道がくるう動きがあると、安定するまでの時間が
いくらでも長くなります。
トップで8の字を書いていたりするばかりではなく、
リズムやテンポが毎回違っていたり
緊張のあまり満振りしたり、力んだりしても安定しませんので
すべてを見直す必要があります。
10年も我流でされていた方は相当重症だと思います。
また1からやり直すことをお勧めします。むしろ
4~5年休んでスイングを忘れて、また1から再出発するのが良いのですが
人生はそれほど長くないので、今から癖を抜く矯正ドリルだけやって
球打ちやラウンドは一切やらず、まずは1年くらいは癖抜き作業です。
そして、新しい動作をドリルによって体に定着させながら
修正、修正を繰り返しながらそれぞれの動きを覚え、
定着したら今度はそれをつなげていく作業です。
すべてエアーと素振り、イメトレで行います。
そして、2、3年はそのフォーム作りで球を打たずに
正しい動きを安定させてから球打ちをして、さらに2~3年は
方向調整やタイミング調整、精度を上げる練習をしながら
定着させるというのが本来のやりかたです。
これをやらなければ、また今の位置に戻るだけです。
もちろんこれも練習量ですが、今までの経過から見て
この程度の時間は当然掛かるかと思います。
果たして、これだけの努力ができるでしょうか?
恐らくとんでもないとおっしゃるかと思います。
そう、それです。
そんなことできるか!という気持ちが諸悪の根源なのです。
最初の1年半程度でゴルフの難しさが分かるはずです。
その時に何をしましたか?
3、4年目に今までと違うことをしないとダメだと気づきませんでしたか?
恐らく何もせずに同じことの繰り返しだったと思います。
そう、それです。
そのいい加減な姿勢が上達できない根本原因なのです。
その時に基礎を1からやり直そうと週1の練習を週3にし、
正しい動きを習いに行き、修正を繰り返しながら習得し、
動画を見てはプロの動きを研究し、
自分がどこまで正しい動きをしているか確認しましたか?
7割の人はただ楽しい楽しいとラウンドだけして遊んでいたのです。
ゴルフ場は課題を探すところで、上達は練習場でするのです。
お酒を飲みながらワイワイはしゃいでラウンドばかりされていた
のではありませんか?
上達を目標に技術を磨かない限りはスコアは良くなりません。
そう言うとほとんどの人は、「プロになる分けじゃないから」と
自分をごまかすのです。
プロになる人はもっと凄い練習をしています。
いくらでも遠回りするとは、この事を言うのです。
癖がつくと、何度でもやり直しだからです。
若者は決してこのようないい加減なゴルフはせず
今から真剣に取り組んで、後悔のないゴルフ人生を
送っていただきたいと思います。
0 件のコメント :
コメントを投稿