2016年11月21日月曜日

インサイドイン打法とスクエア打法


Question

youtubeのスイング解析を楽しく見させていただいております。

インサイドイン打法とスクエア打法のテイクバック、ダウンスイングの違いについて、
サイトを拝見させていただきましたが理解することができませんでした。
図などで、2つの打法のプレーンの違いの説明などしていただけないでしょうか。


宮里優作プロのスイングがキレイで好きです。
また、丸山茂樹プロのスイングも良いと感じました。
恥ずかしながら2人のスイングの違いを他者に
はっきりと説明できるレベルで理解することができていません。

今後、練習していくにあたり正しい打法や違いを理解したいので
お手数ですが教えていただけないでしょうか。


Answer

インサイドイン打法とスクエア打法は特に定義がある分けではなく
大きく分けて中期の頃に流行った打法がインサイドインの軌道だったので
便宜上そう呼んでいるだけです。

その頃の打法はオーソドックス打法とも呼ばれ、
日本のトップ選手達の主流なのですが、欧米では30年前から進化し
現在はタイガー打法が主流です。


オーソドックス打法とタイガー打法は大きく分けて4つの特徴があります。

1 テイクバック時の軌道

   シャフトが水平になった時点で手が
   肩よりもインサイドに入っている軌道で上げる事
   (現在はタイガー打法も手はインサイドに上げている)

2 トップの形

   手は耳と肩の間で、アップライトなトップ、
   ヘッドの軌道もアップライト(写真)

3 インパクトの形

   インパクトではアームシャフト角がアドレス時と同じ角度(写真)

4 フォローの軌道

   フォローでは手がインサイドに入っている軌道

これは中期の頃のジャックにクラウスやトムワトソンのような
打法なのですが、個人的にこれらのミックスや
違う形で打っていた人もいますので、大体の目安として見てください。

それに対してスクエア打法はトップの位置も低く、シャフトもフラット気味で
テイクバックはスクエアかインサイドで、インパクトもアームシャフト角を伸ばす人と
伸ばさない人と、その中間などさまざまです。

現在はタイガー打法もテイクバックだけはインサイドイン打法に近い上げ方ですので
両者は入り混じっていて分別が難しくなっています。

優作選手は兄弟の中では一番スクエアなモダン打法に近いフォームです。
基本動作はほぼ同じです。

また、丸山選手は中期の頃の打法が中心で、
オーソドックなタイプです。

これは左腕のローテーションもあまり行わずに
できるだけ動かさないように打つという、シンプルな打法なのです。


優作選手式は欧米男子の打法に将来的に改造する時に
基本動作を変えずに技術を乗せて行くことができますので
真似されるのでしたら、どちらかと言えば優作選手の打法でしょう。

優作選手もまたマキロイやアダムスコットのようなスイングを目指している選手ですので
直接タイガー打法を習得されてはいかがでしょうか?
それがミクシーのバーチャル・ゴルフ・教室に書かれています。
宜しければ参考にしてみてください。


                                       アームシャフト角を180度にして
                   フルアンコックしたスクエアなインパクト




オーソドックスな形でアドレスの再現をした
インサイドイン打法のインパクト




フラットなトップの形で、三軌道を
一面化したトップのスクエア打法




トップをアップライトにして高い位置から
落下力を大きくした中期頃主流だった打法






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