2016年11月22日火曜日

スランプが毎月3~4回あります


Question

ゴルフのスランプってどのくらいの周期でありますか?
自分はほぼ毎日練習して、一か月に3、4回あります。
向いてないんですかね??1年以上経つのにスコア130です


Answer

一ヶ月に3、4回ですか?
それはスランプって言うのでしょうかね?

スランプの定義が人それぞれ違うようですが、
一ヶ月に3~4回というのであれば、それは
普通にあることか、あるいは遠回りしている可能性があります。

初心者のほとんどはゴルフの難しさを知りません。
知らずに勝手に練習をしていると、いつかその難しさを知り
もっと着実に成長できる方法を探し始めます。

しかし、3年ほどでプロの試験に受かる人もいるのですから
素質がないとか、運動神経が悪いとかで片付けてしまい
断念する人が少なくありません。

ゴルフには歴史があり、クラシック音楽のように
バイエルなどの教科書があって、そのとおりに練習していると
いつしか欧米のトッププロと同じスイングをしている
という上達法が確立されているのです。

どれだけドン臭い人でも、どれだけ頭が悪い人でも関係なく
やる気さえあれば誰でも出きることなのです。
ただし、途中で諦めないこと、体力的、時間的、経済的に
しっかりと毎日でも練習ができることが条件です。

一番大切なのは、スイング理論や打法ではなく、定着練習法
修正法、癖を抜く矯正法、精度を上げる練習や、普段の練習内容です。
これらをしっかりと把握することが重要なのですが
初心者はこれらの内容を知らず、あっても見ようともせず、飛ばす方法だとか
綺麗なスイングなどの見た目の魅力にとりつかれるのです。

見える部分を真似さえすればできると勘違いしているということが問題です。
見た目で得るのは形だけです。
力の入れ具合や方向、タイミングなどは見ただけでは分かりません。
それをしっかりと習得することも重要ですが、その習得する時にも
定着法や修正法などがどうしても必要になって来るのです。


さて、思うように上達しないのはみな同じだとして
1年ちょっとで130はさほど悪くはないかも知れません。
良い時と悪い時の差は20打ほどあるのがゴルフです。
130でも、良い時には110がでていれば大きな問題はないかと思います。

ただ、今後どうするかで大きな違いが出る可能性があります。
今までにやってきた方法ではとても上には行けないと覚った時に
初めて、もっと真剣に、そして本格的に取り組まなければと思うものです。

そして雑誌やサイトを探しまくり、良い指導者にめぐり合えた人は
そこから本格的に無駄のない成長の道を歩むのです。
それは高速道路のように、ほとんど止まることなくハイスピードで成長するのですが
それでもときには渋滞に入ったり、事故に遭う事もあります。

まして、雑誌などのジャンク理論にはまり、ひとつずつ試行錯誤していると
一生渋滞で、同じ道を行ったり来たり、あるいは山道に入って転落、
ということがいくらでも起きるのです。

ゴルフはいくらでも遠回りします。
たとえ全てを犠牲にしても、やり方が悪ければ上達はありません。
いとも簡単に転落するのです。

マスターズで4位という日本人最高位を取った伊澤選手は
つい数年前には99%ゴルフ自体を辞める積もりだったといいます。
今はアマチュアに教えることで、30%くらいは戻りたい
と思っているというTV番組がありました。

また、メジャー大会の全英オープンに優勝した選手ですが
実際にゴルフを辞めてしまっています。
これがスランプです。
とてもデリケートで、困難極まるのがゴルフです。
初心者にはとても想像ができない世界だと思います。

ある外科医さんが「医者になるより300Y飛ばす方が難しい」
と言っていました。

ゴルフは職人芸ですので、3年は見習い、10年でやっと一人前
そして、無駄のない成長をした人しかツアープロとして生活はしていけません。
1年ほどでその難しさが分かったのでしたら、これから医大に入学する
ほどの覚悟で取り組む事ができるかどうかです。

恐らくそれほどの覚悟はないと思います。
だから上達しないのです。

1年半はちょうど分岐点です。
そこで、どれだけ遠回りを防ぐことができるかどうかが決まります。




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