2016年12月23日金曜日

この打ち方だ!と見つけるものですか?


Question

上手くなっていく過程において、この打ち方だ!と見つけるものですか?
それとも、試行錯誤を繰り返しながら気付けば
シングルになっていたて感じなんですか?

私が今100切ったり切らなかったりのレベルで、練習の時つかんだ!と思い、
次行ったら全然ダメ、を繰り返してるもんで。是非教えて下さい!


Answer

恐らく年配のシングルの方達は独学で勉強され
試行錯誤を繰り返して上達した方がほとんどでしょう。

不恰好なスイングで220Y程度の飛距離でシングル
という年配の方々が日本のアマチュア界に多くいます。

そして、別の道を選んだ方達もおります。
プロから習ったり、コーチに習ってプロになった人や
スクラッチやプラスハンディーになった方達もおられます。

質問者さんはどこを目指すのでしょうか?
オヤジスイングで両手シングルでしたら、
飛距離もそんなに必要ありませんので、
毎日500球でも打って、試行錯誤しながら
我流でなんとかなるかも知れません。

恐らく30年もハイペースで取り組めば
相当な遠回りをしながらでも、その辺には到達できる
可能性はなきにしもあらずです。

しかし、グレッグノーマンのように3年間でプロの試験を通過した人もいますので
将来のビジョンをハッキリとさせることも必要です。

では、300Y飛ばし、メジャー大会に優勝できるスターに成る人と
30年掛けてへっぴり腰の200Yしか飛ばない両手シングルさんと
どこが違うのでしょうか?

それを一般的にはセンスとか才能というでしょう。
違います。
野球などの速球に対応する動体視力や反射神経などは
年齢や個人的な差がありますが、ゴルフはそれがありません。

陸上や重量挙げは身体能力が衰えたら落ちる一方です。
しかし、ゴルフは先天的才能だの運動神経や身体能力ではなく
いかに効率の良い動きを定着させるかだけなのです。
同じことができれば良いだけの事なのです。

したがって、ゴルフで上達するかしないかは
何をどう習得するかです。
そして、どれだけ身になる練習をするかです。
有能なコーチについて、毎日練習ができる人が
最短のコースを歩むのです。

ゴルフはいくらでも遠回りしますので、我流ゴルファーの
7割は一生掛けても100が切れないといわれています。
効率の良い練習、最高峰の内容、そして練習量と
完成度によって雲泥の差が出るのです。

数だけ打ってひらめきだけで上達する人は稀です。
よほど運が良くなければ両手シングルにすらなれず、
低い山の裾野をぐるぐる回るだけなのです。

練習のときつかんだと思ったその感覚はほんの一部です。
しかも、それすら覚えていられないのが人間です。
また、そのひらめきやこれだ!と思ったことが勘違いかも知れません。

たとえそれが正解だったとしても、頭で理解していない「これだ!」
では忘れたら、また思い出すのに1年くらいかかったり
一生思い出さなかったりするのです。
何をどう習得するかとはこれです。

動きには一つ一つ全てに理由があります。
ただ、みんながこうやっているから、とかいうことではなく
その動きにはどんなメリットがあってどんなデメリットがあるのか
そして動きを頭で理解した上に、体にそれを定着させ、タイミングを合わせて
その効果を最大にし、効率の良いスイングを仕上げて行かなければなりません。

そして、動きが全て分かったら今度は定着練習と精度を上げる練習
そして実践練習が残っています。
見習い3年、一人前になるには最低10年は掛かります。

私は新しい動きを習う度に目からうろこでした。
それは何十回もありました。
しかも、それをしっかりと定着するまで徹底的に反復して
条件反射で体が勝手に動くようになるまで、調整や修正を繰り返しながら
定着練習をするように指導されました。
そして、その通りにやった時にはじめて、何も考えずにただ振るだけで、
思ったところに球が落ちているというゴルフをすることができるようになったのです。

ただ闇雲に振っているだけで到達できるような、ゴルフは簡単な物ではありません。
井の中の蛙式、一夜漬け習得法、手探り方式ではとても到達できない領域が
ゴルフ界に存在することすら、ほとんどの人が知りません。
一生気がつかずに終わる人が大勢います。

タイガーウッズが6割の力で打って300Yを超えます。
質問者さんが同じように6割の軽いスイングで300Yを超えるまでは
体の使い方をマスターしていないと言うことを思い出してください。



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