2017年1月13日金曜日
シャフトは6X、7S、7Xのどれが良いのか
Question
シャフトについて。
現在GP-6Sを使用してます、HS45~47位?
先日上手な方とラウンド回らせてもらった時に70台のXでいーんじゃない?
と言われました。
6X 7S 7Xに替えた時のメリット、デメリットをご教授お願い致します。
それぞれ同じヘッドで試打するのが1番なのですが、
なんせ田舎でそんなにシャフト置いてるお店がなくて…
宜しくお願い致しますm(__)m
Answer
まず、シャフトのしなりや長さで飛ばそうという考え方が間違っています。
ほとんどのゴルファーはメーカーの販促理論に踊らされているだけです。
シャフトのしなりは三方向にあります。
軌道に対して前後、そして地面に対しての上下(トウダウン)、
三つ目は捻じれによるフェイスの開閉(トルク)です。
この中で軌道に対して前後のしなりは、途中で逆しなりになり
フェイスが開いた状態で打つのか、閉まった状態で打つのか、その誤差が大きく
タイミングは1分間に250回ほど変わるのです。
この250回の振動の真ん中で球を捉えることは至難の技ではなく
振った時の力や速度、タイミングによってしなっている最中なのか
また、逆にしなっている時なのかわからず、その真ん中で打たない限りは
まっすぐに飛ばないということなのです。
そのタイミングを合わせることができても、それを毎回同じにする
すなわち、250分の一の確率に合わせて10球中10球打つ事は
まず初心者にはとんでもない事なのです。
だったら、そのしなりで10Yたとえ飛ばなくても、OBを回避し
林からの脱出で走り回る必要がないように真っ直ぐ打ちたいものです。
飛距離は技で出せますので、シャフトは真っ直ぐに飛ばせる物にしては
いかがでしょうか?
そこまで精度を上げないと真っ直ぐに飛ばないシャフトで練習するより
全く曲がらないシャフトがあったとしたら、その250分の1のタイミングを
合わせる必要がなくなります。
全く曲がらないシャフトは存在していませんので、できるだけ曲がらない物にしたら
その誤差が少なくなるはずですので、方向的には硬い方が有利と言う事なのです。
ただ、メーカー側はHSによって買い替えさせようとして、必死に持論を展開し
ショップで計測という形を取って、初心者には柔らかいシャフトを薦め、徐々に
HSがあがるにしたがって、R、SR、S、SX、X と計測する度に違う物を
薦めて来るのです。
その販売側の販売促進テクニック理論をまともに信じて
初心者がXを使うのはオーバースペックだという道具オタクがいるのです。
硬いシャフトは優しいという理論は信じず、メーカーが主張する柔らかい物が
易しいとする理論をそのまま鵜呑みにしているのです。
ショップで計測しても、計測器が上乗せしてあり、実際には毎秒40mでも
45だと言っては硬いシャフトを売ろうとします。
そして買い換えた人がまたお店に来て計測して、その理論に適正なシャフトだったら
今度はシャフトの表示をずらした物を売るのです。
昔のSより、今のXの方が柔らかくしてあります。
Sが合っているという人が計測して、彼らの理論上ぴったりだったら
今度は同じ硬さなのにXと表示しているシャフトを薦めます。
「お客さん!、もうそろそろXを使った方がいいですよ!」と言われると
「あぁ、俺も上達したものだ!」と喜んで買って行くのです。
現実とは違う勝手な理論によって買わせ、計測器を調整しては買わせ、
今度は表示までずらして販売を促進しているのがこの業界です。
6Xとはそのメーカーの現在の表示基準でのXということで
そのメーカーの5年前、10年前の硬さとは違います。
そして、他社とも違うのです。
また、6とは60gというシャフトだけの重量で、違いは
沢山材料を使ったシャフトの方が強いのでトルクが低い、
すなわち捻じれ難いということなのです。
メーカーはシャフトの長さまで長くして、その分ヘッドを軽くし
またシャフトまでも軽くして販促を行ってきたので、シャフトは軽い方が良い
と錯覚させているのですが、実は重い方が方向性が良いのです。
真芯に当たればどんなシャフトでも真っ直ぐに行くのですが
10回の内9回は微妙に真芯を外します。
その時にトルクが高い(捻じれやすい)シャフトはトウ側に当たるとフェイスが開いて
スライスやプッシュ、あるいはヒール側に当たれば引っ掛けやフックになります。
ところがシャフトが重く、トルクが低いとその曲がり具合が少なく
多少トウ側に当たって右に出ても、戻って来たりするのです。
メーカーは都合の良い理論を展開し、相反するデーターは見せません。
85gのシャフトだとトルクは2.8程度まで硬くできます。
スティールシャフトでDG級になると1.8ほどですので、軽量化した
カーボンシャフトで40gとか30g台などの軽いシャフトが出回っていますが
トルクの数値を見てから考えると良いでしょう。
ちなみに、トルクの数値も日本とアメリカでは違います。
日本表示は1.0ほど低くなっているようです。
軽量化の意味はシャフトが長くできるというもので、シャフトは長いほど
ミート率が悪くなるだけで飛距離も対した差はありません。
むしろ、長い分総重量が軽いので当たり負けしてしまいます。
初心者はグニャグニャで軽いシャフトを使えという理論は成立していませんので
方向性の良い、重くて硬いシャフトを最初から使っていれば
何度も買い換える必要はないという事なのです。
ラベル:
シャフト関連
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