右腕を伸ばしたらドローになった

Question

ゴルフのスイングで、今までインパクトの時左腕だけを意識していましたが、
知り合いからのアドバイスで、右腕を完全に伸ばしてスイングしてみると
今までのスライス気味のくせ球が、綺麗なドローボールに変わりました。

まだまだ、精度は低いですがこのまま練習を重ねて行くつもりですが
間違った打ち方でしょうか？
いかがでしょうか？


Answer

右腕を伸ばすというのはインパクトゾーンでのことで、４時半には
右腕は完全に伸び切っているのが基本動作です。
これは教科書にある内容ですので、しっかりと身につけましょう。

そもそも右腕が伸びるとどうしてドローになるかです。
それはインパクトで球がヘッドに接触している間、
インアウトにヘッドが移動していてフック回転をさせているからです。

その度合いを少なくすればストレート球が打てるようになるでしょう。
ただ、しばらくはドローで打って、フォームの定着をさせると良いと思います。

また、同時に左肘をすぐに畳む打法はフェイドが出やすいのですが
右腕を伸ばすと同時に左腕も伸ばしたまま１時くらいまで上げてから
左肘を折り曲げるとフォローが最大の大きさになります。
軌道は大きいほど直線に近くなりますので、方向が良くなります。

このように、基本動作を習得せずに打っている人が大勢います。
最初から教科書通りに振っていれば癖球にはなっていなかったことです。
後からそれが分かって治そうとしても、悪い癖が定着していれば
さらにその癖を抜くのに時間を取られてしまいます。

両腕を伸ばすのは最新打法の基本です。
しかし、右腕は伸ばしていても左はすぐに畳むという昔の打法もあります。
これは飛距離を必要としない時代の、より正確に打つ方法として
この動きが取り入れられたのですが、現在でもそれを教えているコーチが
アメリカにもいます。

また、インパクト時に右肘を伸ばすと押し込みができます。
さらに、右肩を入れて右腕を伸ばせば押し込みがマックスになり
よりＨＳがあがったり重量が増えて飛距離が伸びるのです。

欧米の進化した最近の打法は大体は飛距離優先の動きになっています。
松山選手や石川選手が伸び伸びとした綺麗にスイングになっているのは
この世界の打法を真似てフォーム作りをしたからです。

より世界の打法に近づけようとするならば、やはり新しい打法を取り入れ
それを定着させると良いでしょう。