2017年4月12日水曜日

手首は固定しておくのでしょうか?


Question

アプローチショットでは手首を固定して肩の回転で打つようにとありますが、
特殊な打ち方を除けば、アプローチに限らず、すべてのクラブで振る時には
インパクトを過ぎるまで手首は固定しておくのでしょうか?


Answer

フルショットでの手首はほぼ形を変えずに打ちますが、
違うのはテイクバックでトップに行くまでの間に
左の手首の角度をインパクト時の角度にすることです。

インパクトはトップでの形と同じで、左手首を真っ直ぐ、
あるいは軽く山にするというものです。
ダスティンジョンソンはこの山がきつ過ぎて、
独特なトップの形を作っていますが
現在の世界のトップ打法は軽い山にする程度です。

また、手首ではないのですが、アプローチと違うのは
腕全体で多少ですがローテーションをすることです。
ただ、中期頃の打法ではこのローテーションをほとんどせず
シャフトが垂直にあがるようなアップライトの軌道で打っていました。

そして、一貫して動くのは左手首の親指方向へのコックです。
この左手のコックによって、右手も同じようにコック状態になり
トップの位置では右手は平が上を向き、甲側に曲がります。

これだけ動いてはいるのですが、固定しているという感覚にはなりますので
ご質問の答えはYES,NOではお答えできない内容かと思います。

また、インパクトまでではなく、インパクトを過ぎて
4時半になるまでは手首は固定です。
クラブを返し、両腕ともにローテーションしますが、手首だけの形としては
アンコックした場合も、フルアンコックした場合も同じように固定で
ローテーションだけの動きとなります。

シンプルな打法でしたら、距離はでませんが動きが単純ですので
このような複雑な動きは不要なのですが、300Y以上を出す現代の
世界の主流打法は、全身をフルに使って飛距離を出しますので
体全体の動きの難易度がかなり上がっています。

体操でもフィギュアスケートでも、年々難易度が上がり
世界の技術は年々向上しています。
日本のゴルフはその動きに30年間鎖国状態でしたので
それを破って飛び出した若手選手でも、やはりかなり無理があるようです。

Simple is best などと言ってあぐらをかいている時代は
すぐにでも終わらせて、そろそろ日本は
世界に目を向けるべきではないでしょうか。




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