Question
ライ角調整って重要ですか?
Answer
レベルによります。
ライ角とは、インパクト時のシャフトと地面の
シャフト側の角度をいいます。
また、この角度に合わせてクラブにもライ角があります。
この両方が一致するために調整が行われます。
要するに打つ瞬間にソールが水平になる角度ということです。
まず、実質上の打つ時のライ角にも二種類あります。
アドレス時の角度とインパクト時の角度です。
これはインパクト時の実際のライ角に合わせて
クラブのライ角を調整する必要があるということです。
フルアンコックをするとアームシャフト角が180度まで伸びて
ライ角はアドレス時と3度ほど違って来る場合があります。
クラフトマンによってはこの打ち方を否定し、アドレス時の角度を見て
勝手に決めて曲げる人がいます。
言い争って、それでもアドレス時の角度でしか曲げてくれない
年配のクラフトマンが東京の下町にいました。
もう、こうなると誰のクラブで、誰のために工房があるのか分かりません。
通常、新しいクラブは全てのクラブが流れに沿って作られているかどうか、
たとえば、ロフト角が4度間隔になっているかどうか、
ライ角が使用者に合っているかどうかなどを使う前に揃えるのが理想です。
ラウンドのスコアが100以上の初心者にはあまり重要ではありませんが
長い間合っていないクラブを使って上達して行くと
今度はクラブに自分が合わせて打つようになりますので、
90台が出るようになったら、一度はフィティングに出すと良いでしょう。
ライ角はインパクト時にソールが地面と水平に当たるかどうかです。
フェイスの向きはソールが水平になった時であって、トウ側が上がっていると
リーディングエッジは目標を向いていても、フェイスは左を向きます。
これによってグリーンの真ん中か左端(150Y先)くらいの違いがあるのです。
したがって、クラブごとにこの角度が一定でない場合には
乗るクラブと乗らないクラブがで来る可能性があるのです。
この段階になったらライ角は技術のある人の調整が必要です。
なぜならば、ライ角やロフト角を持ち込んで4軒で調べてもらったら
4軒とも違う角度を言われたという話があるからです。
人間が手で固定し、腕で曲げている以上、その人の技術が問われる
ということなのです。
また、その曲げる道具の調整によっても誤差が生じるのです。
番手ずらしをしてあるセットは最初に4度間隔に戻す調整が必要で
新品で購入した際にロフト角を調整するとライ角も変わってしまいますので、
ついでにライ角も調整してもらいます。
100以上のゴルファーはこれらはあまり気にする必要はないでしょう。
マットで練習をしていて、グリーンのプラスティックの溶けた物が
ソールにへばり付くのですが、トウ側とかヒール側にだけ付いていたら
実際のライ角とクラブのライ角は合っていないということです。
また、芝の上で打って、ターフの厚みが左右違っていたら
これもライ角が合っていないということですので、
中級者以上のゴルファーは調整が必要になります。
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