2017年5月22日月曜日

シャンクの翌日にベストスコア


Question

シャンクして全く打てなくなることが多々あります。
ゴルフレンジではピッチングから振り、ロングアイアンまで番手をあげるんですが、
最初はいい感じでボールが上がりますが、2、30球も打つとシャンクが出て
ボールが上がらなくなって混乱し、スウィングイメージが悪くなるばかりで、
それ以降は練習にならないのです。

一度シャンクが出ると考え過ぎてウェッジやピッチングさえシャンクするのです。
きっと途中から体が回らなくなったのだと思うのですが?。
にもかかわらず、そういった練習翌日のラウンドではシャンクは出ず、
ベストスコアが出たりとそこそこ調子が良かったりするのです。
いったいどういうことなのか ? 具体的な原因と対処法を教えてください。

因みにゴルフ歴数年、アベレージプレイヤー手前くらいです。


Answer

20~30球の間に何かが変わるということですね。
まず最初に考えられるのは速度です。

体が暖まり、慣れて来ると力が入ってテンポが速くなりがちです。
スイング速度が上がればヘッドはそれだけ外回りすることもあり
シャンクの原因として一番考えられることです。

また、前傾角度や球との距離がしっかりしていない人は
毎日日替わりスイングをしています。
毎日違う角度で振っている分けですから定着せず、
ベストスコアがでれば翌日にはワーストスコアになる事もあります。

アベレージゴルファーの手前と言われるからには、基礎などは習っておらず
練習も勝手に我流でされているのだと思います。

プロのように20年も毎日練習する人達とはちがって
まず遠回りしないゴルフを目指すことが大切です。

年齢も目標も分かりませんが、打法はさほど難易度が高くない物にして
基礎と基本動作を習得し、とにかく毎回同じセッティングで同じスイングをして
定着安定させることが大切です。

また、トップの手の高さが下がりだすと、軌道がフラットになって
シャンクする可能性もあります。
左手首の角度も同様に、少し違っただけでも軌道が変わります。

体の回りが悪くなるという診断もされているのでしたら
しっかりと左肩をアゴの下まで入れて打ってみたでしょうか?
シャンクはヘッドが遠回りするのが原因ですが、なぜ遠回りするかは
色々な原因が考えられます。

どうすれば当たるのか、どうしたら外すのかを理解できておられないようですので
まずは基本動作を頭で理解する事が大切です。

ご自身のアドレスの姿勢、テイクバックの軌道、トップの形、ダウンスイングの
軌道や縦と横のタイミング、インパクトの形やフォローなど
それぞれの動きや位置を確認する必要があります。

「スイングはただ上げて下ろすだけ」といったアメリカの名選手がいましたが
あまりにも奥が深いゴルフで全てを説明するのが面倒だったので
とっさにそう言ったという伝説があります。

それを日本ではゴチャゴチャ考えずにサッと上げてサッと下ろせばいいんだ
とゴルフはセンスと感性などと言って、自由に振れという人がいますが
それでは、このように崩れた時に治しようがありません。

スイングは必ずズレたりブレたりします。
そしてそれを放置すると崩れます。
その時にどこに戻すのか、どこがズレているのか
が分かるようにならなければ調整や修正ができません。

ゴルフは物理です。
芸術のようにセンスや感性ではなく、物体が飛ぶという科学なのです。
基本動作を型として頭で理解し、毎日同じ事をする
という単純な作業ができるかどうかで、この段階ではまず
積もりゴルフから動画確認ゴルフへ、そして基本動作を定着させ
精度を上げた軌道の定着練習をすることが大切かと思われます。



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